Pre-2ndから僕が受け取ったもの
こんにちは。
しがないオタクやってます、ケイです。
今回は、
LAWSON presents 夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd
羽田公演・夜公演と東京追加公演(配信)
で参加した僕が、夏川さんから受け取ったものを書いていきたいと思います。
あまりまとまったものは書けないかもしれませんが、お手柔らかに!
生バンドの「破壊力」
まずはこれでしょうか。
今回の目玉であり、僕が夏川さんやバンドメンバー「ヒヨコ労働組合」に圧倒された部分です。
「イエローフラッグ」や「RUNNY NOSE」に代表される、心の奥底から熱い感情を沸々と湧き挙げてくるような楽曲たち。
それらをしょっぱなから援護射撃してくる、地響きのようなバンドサウンド。そして、それらと合わさることで圧倒的な破壊力を有する夏川さんの歌唱力。
最早、歌唱というより攻撃でしたね。本気でびっくりした。
また、今回生バンドに驚かされたのはバンドならではの「アレンジ」でした。
僕が特に印象として残った曲は「ラブリルブラ」と「シマエバイイ」。
前者に関しては、もともとサーカス感の溢れる楽しさ前回の曲ですが、バンドと合わさることで、まとまりがなく色んなものが入ってしまったおもちゃ箱のような、もっと言えば不協和音とすら感じるような、ガチャガチャとした音が合わさったイントロが最高でした。
後者に関しては、サビの最後のフレーズ前に入るシンセサイザーの音を、ギターソロにまるっと変えてしまった部分ですね。洋介さん(漢字間違ってたらすみません)の演奏技術がバチバチに光ってましたし、今まで惜しみなく生バン以外の音を鳴らしてたところからのソロは卑怯すぎると思います。
蛇足になってしまうかもしれませんが、聴かせる曲(バラード)ではしっかり控えめに、かつ照明を個性的に演出してくれたのも外せないかなと。
僕個人としては、「グレープフルーツムーン」の中央でただ一つ満月の色に光る照明がお気に入りです。変幻自在な演出とバンドメンバー、ゲッコウガより強いかもしれん……
ただでさえ生バンドは魅力的なのに、こちらをあっと驚かせる工夫がいくつもあった夏川さんとヒヨコ労働組合の「破壊力」、効果はバツグンでした!
夏川さんの「笑顔」
2つ目は、僕が今回ライブを見てきた中でどうしても切り離したくない要素。
夏川さんの「笑顔」です。
前座として、笑顔に関連することで今回のライブ、徹頭徹尾楽しかったという声をよく拝見しています。
僕自身も心の底からそう感じていますし、何だったら夜な夜なドライブに繰り出したくなる程です。(運転免許もってないけど)
では、なぜそんなに楽しいのか?
僕は、それが夏川さんの笑顔に表れていると思うんです。
今回の夏川さん、本当に楽しそうに、心の底から笑っているんですよね。
僕が過去に参戦したライブ、「プロットポイント」では、ライブのセットリストや演出全体が劇のように仕立てられていて、その中でライブが行われていました。言うなれば、ダンサーさんと夏川さんによる演技が行われていました。
夏川さん自身が「劇」の枠組みから外れないよう、その前後にあるストーリーを重視して歌っている姿が印象的でした。
それは夏川さんの始まりの歌である「グレープフルーツムーン」を始め、「パレイド」や「ファーストプロット」の流れにも色濃く表れていたように思えます。
しかし今回、夏川さんはその枠組みを取っ払い、「自分の歌」として全曲を歌い切りました。
前回のツアーでは「第二章」の始まりに過ぎなかった「Ep01」の曲を、「夏川椎菜」が持つ表現力をフルに生かして歌い上げる。「ワルモノウィル」については、イントロでの道化師のような狂った指揮、紫を基調としたライトの演出を味方につけ、思いの丈を力強くぶつけてくれました。
そして「自分の歌」はここだけに留まらず、「フワリ、コロリ、カラン、コロン」や「That`s All Right!」などの曲は時にはバンドメンバーも巻き込みながら、誰よりも笑顔で。果ては、「君」の幸せを願う歌、「ファーストプロット」に至るまで。全力で、夏川さんは笑顔を振りまいていました。
僕はこの笑顔こそ、「夏川さんが積み重ねてきた経験からくるものだったものでは」と思っています。
たった2年ではありますが、僕が夏川さんを応援してきた中で、彼女は沢山のものを見せて来てくれました。
「417Pちゃんねる」などのチャレンジによって積み上げてきたものが、夏川さんの自信になってきたんじゃないかと。
そして「Pre-2nd」は昨年の11月から始まり、様々な困難に見舞われながらも最終公演まで辿りつくことができました。
「Pre-2nd」というライブの中で、労働組合員の皆さんやスタッフの方など、夏川さん自身が築いていった絆。
そして、夏川さんとヒヨコ群。互いに「応援し応援される」関係の中で、楽しさ溢れる空間を作っていくために努力を重ねていった姿を、僕は眺めさせてもらいました。
そんな環境に居た夏川さんだからこそ、「自分自身の曲」として届けられるようになったし、心の底から楽しんで歌うことができたんじゃないか、と考えています。
あくまでも、僕の想像ですけどね。
直向きな「ヒヨコ群」
最後は「夏川椎菜」を語る上で不可欠な方々。
「ヒヨコ群」です。
もしこのブログをヒヨコ群が見ていたとすれば、むず痒いところがあるかもしれませんし、「こいつ好感度でも上げたいのか…?」と勘ぐってしまわれる可能性がありますが。
それでも言わせて欲しいんですよ、この集団つよつよだって。
羽田公演に行った時、僕は「青き民」の僕でも快く受け入れ、一緒に盛り上がれた現場の温かさに触れました。
大阪公演の様子をtwitterにて拝見した際、夏川さんの誕生日を全力でお祝いするべく工夫を凝らしに凝らしてライブに望むヒヨコ群の姿を拝見しました。
そして最後の東京公演。
千秋楽をお祝いするべく、大勢のヒヨコ群が集まり最高で最強なものが炸裂したフラワースタンド。
現地・配信関係なく盛り上がり、沸き立ったライブ。
公演後には「夏川さんありがとう」「お疲れ様でした」という温かい言葉につつまれ、終わったことを惜しみながらもまた前に進んでいこうとするヒヨコ群。
こんなあったけえ集団がいるのか??????
所詮変な奴のうわ言かもしれないし、変に上から目線の様になってしまって大変恐縮ですが、ヒヨコ群の皆さんには、他者を受け入れ、正直者で、推しへ直向きであり続けられる人間であることを誇って欲しいんですよね。
ここまで真っ直ぐに進み続けられる集団、僕は見たことが無いです。
そんなヒヨコ群と一緒に楽しませて貰って、その度に影響を受けてる僕が、「夏川椎菜さん」を始めとした方々から何を還元できるのか、最後に少しお話をしたいと思います。
青き民の僕にできること
最後は自分語りになってしまいます。それでもよろしければ、読んでってください。
僕自身、所属は「青き民」と名乗っていますが、声優アーティストで真っ先に影響を受けたのは「夏川椎菜さん」でした。
「パレイド」に感銘を受け、「プロットポイント」に至るまで、「自分がやるせなくてもいいんだ、例えみっともなくとも進んでみようかな」と思えるようになったのが夏川さんの曲でした。
そこから紆余曲を経て、「青き民」として雨宮天さんのことを応援する人間になった訳ですが、今回も含め、前に進むきっかけはいつも夏川さんやヒヨコ群の皆さんから頂いているんです。
前回のブログ
ちっぽけな僕が感じた一端の青き民の成長録 - ケイのひとりごと。
でも書いた通り、僕が今やりたいことのきっかけには「夏川さん」と「ヒヨコ群」がいます。
畑は若干違うかもしれないけれど、「推し」のために全力で挑む姿勢を僕が「ヒヨコ群」から受け取って、自分の推しに還元していきたいと思います。
夏川椎菜さん、最高のライブをありがとうございました。
「またね」の言葉通り、お会いできる日を楽しみに待っています。
ヒヨコ群の皆さん、いつも僕に元気をくれてありがとうございます。
またライブにお邪魔させてもらうので、その時は是非ともよろしくお願いしますね。
最後に青き民の皆さん。
僕なんかが出しゃばってしまって恐縮ですが、一つお話させてください。
ついに僕らの番が来ますね。皆さん、準備はいいですか?
僕なりにできることを頑張りますので、最高のリサイタルを一緒に見届けさせてください!
それでは。
ちっぽけな僕が感じた一端の青き民の成長録
ご無沙汰しております。
しがないオタクやってます、ケイです。
皆さんは、自分の最推しを推し始めた頃の記憶、覚えてらっしゃいますか?
僕は割と最近ということもあり、それなりに記憶しています。
何の気無しに推し始めた、「雨宮天」さん。
今思えば、今の自分を作る大きなきっかけだったと感じています。
今回は、そんなちっぽけな僕が辿ってきた2年間を、振り返ってみたいと思います。
1年目 推しとの出会いと数々の衝撃
過去に述べさせて頂いた通り、雨宮さんとの出会いは散々たるものだったのですが、本格的に推し始めた共に「知り合いが欲しいな」と思いTwitterにて雨宮天さん・TrySailのファンを探し始めます。
そして率直に思いました。
「この集団、やべえな」と。
僕が世間知らずってのもありましたが、一般のオタクが信じられないセンスで御祝花出すわ、毎日のように推しへの愛を叫び続けるわ……
信じられないんですよ、迸る熱量が。
僕は一種の危機感を覚えつつも、「この集団の一員として頑張りたいな」と「青き民」を名乗るようになりました。
この頃はアクティブなファンを眺めつつ、「いつかライブに行けたらいいな」と考えていた、本当に「ちっぽけな僕」でした。
しかしチャンスはすぐにやってきます。僕にとって「企画」をやる大きなきっかけを作ったライブ、「プロットポイント」でした。
このライブで感じたことは、夏川さんの表現力の素晴らしさ、そして夏川さんに感化され自らも表現者であろうとする素敵なファンの姿でした。
そんな空間を共にできたこと、そして終演後も打ち上げを通して楽しませて貰った僕は、ライブからの帰り道、「次のライブは自分がこっち側、楽しませる方になろう」と密かに思いました。
時を同じくして、僕のブログを評価してくれた青き民との出会いもあり、近い距離で「企画が成熟していく過程」を眺めさせて貰いました。
また、自分の確固たる考えを納得できる言葉で伝える、麻倉ももさんが大好きなブロガーさんの記事を拝見するなど、色々な事がありました。
そして迎えた1月、大本命のライブ「The Clearest SKY」。
僕が間近で見させて貰った光景は、何者にも変えがたいものでした。
僕が微力ながら参加させてもらった企画を通して、様々な方とお会いしたり。
ファン歴が半年程しかないぽっと出の人間の打ち上げ企画に、支えてくれる人が2人もいて、10人以上の方が参加してくれて。
そして、ライブで見た推しの姿は誰よりも格好良かった。
こんな現場に入れた事が本当に光栄だったし、この場にまた来たい。
願わくば、もっともっと色んな人を巻き込める、立派な人間として。
そう強く思っていました。
感想を上げれば多くの方が反応してくださり、中には最初期から雨宮さんを応援されていた青き民から労いも頂けました。
また、私自身も様々な方の感想を読ませて頂き、「この人のようなブログを書きたい」と(勝手ながら)目標にさせて頂いた方まで現れました。
この時の自分は、「推しに恥じない自分」を理想像として、突き進もうとしていたように思えます。
似たようなことをこちらにも記載しています。ご紹介失礼します。
The Crealest SKY に寄せて - ケイのひとりごと。
2年目 無力な自分と盲目な僕
正確にはTCS以後のお話、といった方が正確なんですが、
皆様もご存知の通り、全世界が未曾有の病疫に侵されました。
「現在地から更なる飛躍を!」と考えていた僕でしたが、立ち上げた企画は立ち上げる度に頓挫せざるを得なくなり、何度も出鼻を挫かれます。
自分なりに広報活動をしてみるも、実績のない僕には他の主催者さんの様には人が集まらない。
そもそも実績のある方と比べること自体烏滸がましいのですが、当時の僕は焦りとライブの中止による消失感があり、それに拍車をかけるように仕事から来る肉体的精神的疲労が蓄積していきました。
オンラインライブすら目に焼き付けられない程疲れ切った僕は、次第に「何とかしなきゃ…うまく身動きが取れない中で、自分に出来る事を……」と焦りを増大させていきます。
そこで過剰な自信として作用してしまったのがライブ「Agapanthus」の感想ブログでした。
有り難い事にこの記事は多くの人に読んで頂き、個人としては嬉しい限りだったのですが、その影響で「僕はまだまだこんなもんじゃない、もっと成り上がってやる…」と生来の負けず嫌いが嫌な方向に向き始めました。
この行動、言ってしまえば昔から雨宮さんやTrySailを応援してきた方々へ真っ向から喧嘩を売るみっともない行為であり、見放されてもおかしくはありませんでした。
しかし、そんな中でも僕のブログを最初に評価してれた青き民が僕に苦言を呈してくれました。
「最近のケイさんからは先達は崇めるべき存在ではなく倒して越えるべき壁、みたいなバチバチしたものを感じる」
「目的が誰かに勝つための応援ならやり方を間違えてると思うけど、こういう話題はかなり面倒なきな臭い話になるから、あまり他人が首を突っ込むべき話ではないんだろうな……。」
苦言を呈された瞬間は言葉を受け入れられませんでしたが、一度冷静になり考えたところで、自分の間違いに気付きました。
TCSの時、自分が感じたのはファン同士が作り上げた光景の素晴らしさだったのでは?
僕がやりたいのは独りよがりに成り上がる事ではなく、ファン同士を繋ぎながら、一緒に楽しんで行く事では?
あの日、先輩方が労ってくれたのは、そういう僕の姿勢だったんじゃないか?
現場もなく闇雲になった僕にとって、過去の姿勢に立ち返る事は、「だからといって結果には繋がらないのでは」という歯痒さも感じました。
けれども、このままではいけない。
もっと直向きにならければと、この時感じさせて貰いました。
そして、ここから数日経ち、僕にとっての転換点が訪れます。「Double The Cape」です。
このライブ、僕にとっては正真正銘初めてのTrySail単独初参加のライブでした。
そこで見たものは、「コロナ禍においても全力でライブをしてくれる3人の姿」、そして「一緒に楽しんでいるファンの姿」でした。
僕が焦らなくても、最高の景色はそこにある。
そして、僕自身もその景色を生で拝められるファンの1人なんだ。
そう思える様になりました。
感想ブログを投稿し終えた頃には、自然と強張っていたものもなくなり、自分が評価される・されないに関しても以前より過敏に反応はしなくなりました。
ある方には自然体なところがいいですね、なんて言って頂けたりもしました。
この頃にはもう、「ちっぽけ」から「等身大」の僕になれていたんじゃないか、なんて思っています。
3年目を間近に控えて、僕が感じたこと
そして、再び僕が大きなきっかけを貰ったライブが「Pre-2nd」でした。
久々の現場という事で非常に緊張したのですが、そこにあったのは夏川さんと労働組合の皆さんを含めた「ヒヨコ群」という特別な絆で繋がった集団の一体感、そして一人一人の熱さと温かさでした。
よく分からん青き民の僕にも気さくに接してくれるし、(順番前後するけど)ClutureZのターミネーターネタでめっちゃ笑ってくれるし、本当に夏川さんの事が大好きだし!!!
本当に素晴らしい方々ばかりでしたし、この現場を経て僕は「ライブっていいな」ともの凄く元気を貰う事が出来ました。
更に、現在の僕に繋がる出来事がもう2つ。
1つ目が、企画に関して背中を押してもらった事。
素晴らしい企画を何個も立案し続ける精力的な青き民であり、ずっと僕のことを見守って来てくれて、時には苦言も呈してくれた方から
「いつか企画が成功してほしいと思ってる」
という言葉をかけて貰えました。
当時は「もう企画とは距離を置こうかな」と思っていたのですが、この一言から「この方に応援して貰えてるのだから、一矢報いたいな」と何となく思えるようになりました。
2つ目が、またまたヒヨコ群。
詳細に言いますと、「夏川CZへの、夏川椎菜さん誕生日御祝花企画」ですね。
数多くのヒヨコ群が参加され、黄色い花が大きく咲き誇った御祝花をCultureZ公式アカウントにて目にした時、
「最高の企画だなあ、本当におめでとうございます!」
と思ったと同時に、心の奥底で
「このご時世でも何か出来ることはあるぞ」
と考え始める自分がいました。
結果、構想を固める事が出来、(後述しますが)現在の企画に至った訳です。
本当に色んな方に影響を受けっぱなしですし、そのお陰で自分が再び企画をやる人間として居れる事が本当に有り難い限りです。
そして昨日、私が時には迷走しながらもやってきた事が、1つ芽を結んだ事がありました。
今まで尊敬して来た方々との交流でした。
Agapanthusのライブ後、私との意見交換を快諾してくれた方から「今度はこちらの番」としてお招きして貰ったツイキャス。
そこには主催者さんの意図や人柄、人望が前提としてありつつも、「メモ」という一風変わった切り口に惹かれて多数の方々が来てくださいました。
そこではメモについてのメリット・デメリット、こだわり、悩みなどをお話させて貰ったのですが、
まず僕個人としてそこで「自分の考えている事」がしっかり伝えられました。
恐らく、2年前の僕には絶対出来なかった事で、半年前の僕では去勢を張ってしまいまともに話せなかった事だろうと思います。
幾つものライブを経て、まさしく「等身大」になれたであろう僕だからこそ出来た事なのかもしれません。
そして、主催者さん含め、僕が尊敬して止まない数々の歴戦のファンの方々と意見交換をする事が出来ました。
これも、過去も自分なら素直に咀嚼出来なかった事だと思います。
「温故知新」とは言いますが、昔から今にかけての皆さんの実績も、一緒に前線を走ってくれる新しい仲間の考えも全部引っくるめて学んでいきたいと思えるからこそ、沢山の事を知る事が出来たと思っています。
気付いたら、僕は尊敬していた方に感謝を伝える事ができて、見守って来てくれた心強い仲間に支えられ、一緒に同じ方向を向いてくれる人達に囲まれ、この世界へ飛び込むきっかけを作ってくれた方と同じ企画を作り上げる事が出来るようになっていました。
皆さんがいてくれたからこその変化であり、自分が偉くなったとかそんなことは決してありませんが、我ながら大きく変わる事が出来たな、
一種の「成長」だなと感じています。
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございました。
初めは何も分からず何となくから入った「雨宮天」さんでしたが、今では僕にとってかけがえの無いものになりました。
そして、周り道を繰り返しながらもファンをし続ける僕と一緒に、同じ声優さんのファンとして仲良くしてくれる仲間の存在が、何よりも励みになっています。
これからは、少しずつですが皆さんに恩返しをさせて下さい。
僕らが尊敬して止まない「青き民」を魅了する雨宮天さんへ、感謝を贈るという形で。
現在進行中の企画、また支えられてしまうようで恐縮ですが、お力を貸して頂けると嬉しいです。
(リンクを貼らせて頂きます。大変恐縮ですが、よろしくお願いします)
LAWSON presents 第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル 御祝花企画 - TwiPla
何かを成し遂げようと躍起になるのではなく、「等身大の青き民」として、これからも推しを応援していきたいと思います。
今後も、よろしくしてくれると嬉しいな。
それでは。
Double the Cape に寄せて
どうも、ご無沙汰しております。
しがないオタクやってます、ケイです。
今回、LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”に両日参加してきました。ライブを経て、TrySailの3人から受け取った熱き想いを、言語化していきたいと思います。
- 公演前の所感
- 公演開始-新たな航海の始まり-
- 更なる航海へ
- 航海は一休み、ゆったりと進むパートへ
- 新境地へ向かう-新機軸のTrySail-
- 怒涛の後半戦-岬を目指して-
- またここに集まろう-再出発のアンコールパート-
- ライブを経て‐僕が抱いた思い‐
公演前の所感
2021年を迎え、最初のTrySail生配信。そこで、今回のライブが開催決定と告知されました。
正直、当時の心境は嬉しさ半分、不安半分といったところ。
「久しぶりのワンマンじゃいよっしゃあ!!!!!」という気持ちと、
「…開催、できるのだろうか?」といった気持ちが同居していました。
素直に喜べなかった理由として、緊急事態宣言再発令、夏川さんのPre:2nd延期など、ライブが問題なく行えるとは思えない、マイナス要素がいくつもあったからです。
しかし、待てど暮らせど延期も中止も発表されず、気付けば公演に向けて頑張っているTrySailの姿が発信されるようになりました。
その際中で、1都3県の緊急事態宣言延長などネガティブなニュースも飛び込みましたが、「行くしかねえなこれは」と決意を新たにし、参戦した次第です。
今回にかける僕の思いはただ一つ。
初めてのトラセ単独をこの目に焼き付けるということ。
期待を胸に、会場へ乗り込みました。
大音量で流れる楽曲と、波の音。
開演時間が近づくと共に、段々と暗くなっていく灯台。
最後は、波の音も消え去り、やっとたどり着けた「ライブ」への思いを強くさせる、「TryAgain」が流れて幕が上がりました。
ここから、実際のライブ内容についてお話させて頂きます。
公演開始-新たな航海の始まり-
「新たな航海へ舵を切ろう」と、再出発を感じさせるナレーションが入ります。
そして、ステージ上に現れた三人は…
朗読劇を始めました。
朗読劇
トラセの現場ってこういうことするんですか????(単独初参戦)
パシフィコ横浜で行われた1stライブではやったとか、風の噂で聞いてはいました。
まさか今回、本当にお目にかかれるとは思ってもみなかったです。
内容としては、1日目が「5年前、デビューライブ目前のパラレルなTrySailに会いに行く」、2日目が「5年後、月公演を目前に控えたTrySailに招かれる」
というなんとも訳の分からない劇でした(褒め言葉)。
終始笑いっぱなしだったんですが、極めつけは
「1日目、あんたどう考えてもそこまでピュアじゃなかったろって言いたくなる天さんの演技」
「2日目、何があったパートタイマー夏川もといナン子」
でした。
これリアルタイムでツッコめって言われたら絶対息続かないよね。
後シンクロ率とか、枚挙に暇がない感じだと思うんですが敢えて伏せさせて頂いて。
劇中では多少なりとも波乱が有りましたが、どんな形であれ3人は結束しこれからも活動していくんだろうなあ、という暖かな気持ちにさせてくれたところで劇は終わります。
ロングコートを脱いだ三人が準備を始め、メインステージ上に降ります。
三人が掛け声を上げ、ついにライブの開幕です!
1.Sail Out
開幕を飾る、TrySailで言うならば「出航」と言える一曲目として、文句の一つも客に言わせない楽曲だと、個人的に思います。
実際、単独ライブ初参戦の僕としては、「TryAgain」なんかも候補に入るのでは?と思う所でした。ですが、ライブ中、歌詞が耳に入る度、「これしかない」と思わされました。同じ場所で、1年以上目にすることが出来ず、止まっていたかのように感じられた「TrySail」という船が、また動き出したのだと心の底から感じることができた瞬間でした。
これ以上のことを語ろうと思えば、僕個人の言葉じゃ蛇足になってしまうだろうと、そう思わされるくらい完璧な「漕ぎ出し」と言える1曲目でした。
2.Breve Sail
航海に繰り出した次は、更なる冒険へ!
後のほのぼのとした映像を見てるだけで楽しい曲でした。
「夜明けが近い」という歌詞を聞いた時、「やっと、彼女らが拝める日が戻って来たんだな」と強く感じました。
スキップしてる様子見るのが楽しすぎた、とにかくウキウキした曲でしたね。
3.Baby My Step/WANTED GIRL(日替わり曲)
航海じゃないな、別角度から攻めてきたな!?って思った曲群。
まずは1日目、BMSについて。
ライブまでは真剣に聴いたこともなく、「1stアルバムの中の一曲」くらいにしか捉えていませんでした。
だがしかし。
センターステージで突如2名が跪き、他1名を称えるかのような歌唱スタイル!!
後の映像では、ティアラのような装飾に囲まれたソロパートの歌唱姿!!!
「化け物やんけ…」という感想を抱きました。TrySailを舐めてはいけない。
特に天さんについては、膝をついている格好が様に成りすぎてるし、歌声が伸びていくパートが多い為、格好良いったらなかったです。今後、TrySailのライブに行く際は警戒すべき一曲であると認識しました…。
続いて2日目、WG。
3曲目にしてボルテージ上げまくって大丈夫ですか!!??ってなる曲でした。
サビのところ(長い長い~)のフリを会場全体でやることについては、えげつないレベルの楽しさが僕のことを襲ってきました。リスアニ!Liveで現地の衝撃を履修していたことが大きかったかもしれません。
今回の新たな発見として、2番の「メインキャストは私以外の他に居ないじゃない」という歌詞を、麻倉ももさんが歌うのが深く刺さりました。
人に気を遣うタイプで、優しさに溢れた人柄である故、どこか一歩引いた印象があるもちさん。
そんな彼女がセンターで堂々と「私が主役!」と歌い上げる姿は、長年追ってる訳じゃないけれど、「成長だなあ」と勝手に感動を覚えました。
あと、「踏み出したらプロローグ」で、最後語尾を上げるアレンジ加えてきたのが最高でした。福岡の女の人はやっぱ強いね。(もちょしか知らんけど)
MC
最初のご挨拶的な側面が大きいMCでした。
2日目を抜粋すると、
餅「全部出しきれ!!!」
天「今日も暴れていくよ!!!」
ナン「喜びや幸せを全身で表現します!!!」
と言っていた記憶。
また、何故5年後の夏川さんがナン子になってしまったのか、については
オーダーは大人っぽくだった→夏川さんの(演技の)引き出しがナン子しかなかった→それを受け台本の内容までナン子に寄っていった
とのことでした。(面白かったのでなんでもOKです)
あと夏川さんが「妖艶なもちを見てみたい」などと供述していました。安定の厄介です。僕も思ったけど
MCが終わると、会場が暗転しました。次パートへ移行です!
更なる航海へ
4.パーリー☆パーティー
初見時の僕は「陽キャの曲かな?」と思っていました、パーリー☆パーティー。
とんでもねえ偏見だよ。
この度「海を越えて」という歌詞をしっかりこの耳で認識し、その他を含め「冒険の曲」だと認識をアップデートさせるに至りました。関係者各位、誠に申し訳ございませんでした。
個人的にはマカロンドラゴンの実在に驚きました。現地で目にするまで聞き間違いの類だと思ってた節がある…()
またライブで聴いてみたいなあ、と思う曲でした。
5.Truth.
イントロを聞いた瞬間、「絶対に強い」と確信にも近いものを抱きました。
入りの天さんの歌唱、完璧過ぎる。
この曲は最初から最後まで、雨宮天さんの随所に光る歌唱力に引き込まれました。
こういった歌唱力にものを言わさせられる曲は、天さんの得意とするところなのだと再認識しました。
ダンスに関してもとにかく激しく難しい!といった印象を強く受けました。
特に、サビの右から左へ動きが伝染していくフリは、しっかりとシンクロしていて流石、の一言でした。
元々好きな曲でしたが、ライブだと更に化けるのだと今回感じました。
6.CODING
バックスクリーンに映る3人の姿を見て、体が沸き上がりました。
この曲、明らかに強い。
いきなり画面が三分割になり、真剣な眼差しと独特な手の動きが映し出された訳ですから。激しすぎますね。油断の一つもできやしないです。ライトの激しさもそれを助長させていました。
後はラスサビ前の叫び。
夏川さんの、シャウトにも似た高い声を突き抜けさせる歌唱が特に印象的でした。
久しぶりに味わったが故、再びの驚きと実家のような安心感がありました。
「夏川椎菜、温まってきたな!」という謎感想も抱きました。誰だよお前
それに負けじともちさんも叫ぶわけで、「麻倉負けるな!!」と思いながら見ていました。だからお前何者だって話だよ
それを最後天さんの歌声でまとめにかかる訳で、本当隙のない曲でした。僕の中では、今回を通して1番化けた曲かもしれません。
MC
ノンストップのダンスナンバーが終わったところで、MCへ。
天さんの「トラセはよく踊る」を聴いて、マジでその通りだな…と感じました。
ここでは楽曲やTrySailへ寄せられたメッセージを紹介するコーナーとなっていました。
当時の僕は殆ど聞きに入っており詳細な記憶がない為、細かい内容については割愛させて頂きます。
ですが、ファンの一人一人に熱い想いがあるのだということを凄く感じさせてもらいました。
同時に着替えパートの役割も担っていた為、麻倉・雨宮→雨宮・夏川→麻倉・夏川と担当が変わっていった訳ですが、
夏川「今日はストレートなんだね(厄介スマイル)」
麻倉「…だから何?」
というのが悲しかった印象的でした。(僕も夏川さんだったら同じこと言ってる)
後は3人が揃ったところで花道へ繰り出す、通称・代々木トラコレが素晴らしかったです。
2日目では(三人には予告なく)専用BGMまで用意され、その音にビビってるもちさんと夏川さん、動じることなくプロの如き振る舞いでランウェイをウォーキングした天さんが印象的でした。
(歩き終わった後の「おいで」、格好良すぎる)(1日目は夏川さんに押し付けてたのに…)
なんやかんやでもちさんも凄く様に成る歩き方をしており、「トラセすっげーなー」ってなってたところで、めちゃくちゃ不自然な夏川さんの動きにどこか安心した覚えがあります。ナンちゃん、頑張って。
シックな衣装の三人がセンターステージに揃ったところで、次の曲が始まります。
航海は一休み、ゆったりと進むパートへ
7.あかね色
お前、実在してたのか………!?!?
実に1000日以上ライブで披露されなかったというこの曲、イントロが流れた瞬間、会場全体が動揺していたような記憶があります。
僕も実際「あかね色はないでしょw」などとライブ前から勝手に決めつけていた為、正直2番の「あかね色を風を受けて進む」という歌詞を聴くまでは俄かにも信じられなかったです。
演出面に関しても夕暮れ時のような、暖かな光がステージ一面を包んでおり、その中で歌う三人の姿がとても映えていたなあ、と思いました。
最後の見つめ合う所で、少しはにかんでしまうのもまた、素敵なところだと思いながら、聴かせてもらった曲です。
8.Azure
更なる感動曲、最早僕の感情は召されてしまうかの如く極まります。
個人的な話をすると、「TrySail」というユニットを強く認識するに至った一曲で、思い入れの強い曲です。
開始早々、歌詞を聴いただけで涙腺に何かを訴えかけられ、サビでの輪になって踊る姿を見て限界を迎えました。僕もこの姿を忘れません。
9.明日も晴れる
まだ殺すのか…?
この曲もまた、パーリー☆パーティー同様、真剣に聴いた経験があまりありませんでした。
しかし、希望的な歌詞と心から安心させてくれるメロディー、何よりも推しの笑顔。
とんでもない3連コンボが決まり、気付いたら泣いていました。天さんが幸せそうで良かったです。僕も幸せです。
こんなキマっちゃってる話は置いておいて、何よりも驚かされたのは、会場全体のフリの完成度でした。皆本当に楽しそうで、僕も見様見真似でやってはいましたが、このフリコピが出来ていればまた違っていたんだろうなあ、と思いました。できれば次回は、備えておきたいです。
MC
声が出せない中でも楽しめるように考えてくださったセトリである、ということが夏川さんの口から語られました。
フリコピなど、お約束も増やしていきたいとも話していました。
TrySailとしては寧ろ物足りないと思っているのが天さんで、より進化させたいと話している麻倉さんを見ていると、
留まることを知らないんだろうな、このユニットはと思いました。
最後に、「次は最新シングルをお届けします」という天さんの一言で再度会場が暗転します。5年目にして新境地を迎えた、新たなTrySailの登場です。
新境地へ向かう-新機軸のTrySail-
10.うつろい
僕の再生履歴では、TrySailにおいて圧倒的再生回数を誇る「うつろい」。
混沌とした世界を表現した不穏なメロディーが僕の中でハマったが故であり、誰も見たことのないパフォーマンスがどのように披露されるのか、期待値の高い曲でした。
実際のパフォーマンスは、最早強いという言葉では言い表せない程でした。
バックの映像ではまるで色を失ってしまった世界にいるかの如く、ひたすらに白と黒に照らされた3人の姿が映し出されます。
ダンスの激しさもさることながら、エンドレスで轟かせ続ける、意志の強い歌声は僕の心を震え上がらせました。
この2日間しか見れなかったことが悔しいと感じられるくらい、圧倒的な世界観を見せつけてきた曲でした。
11.ごまかし
「うつろい」とは打って変わって、履修済みのこの曲。
個人的には、手で顔を覆う振り、左右に揺れる動きなど、他の曲とはやはり一線を画す印象のある曲でした。
作詞・作曲は渡辺翔さんですので、「TrySail」としては新しくも、ある意味安心できる曲の一つだと僕個人としては捉えている面があります。
「マギアレコード」を連想させる雰囲気が作られていたな、と感じていました。
12.コバルト/かかわり(日替わり曲)
一気に時代が巻き戻ります。2日間とも、全く違う角度から攻めてくる曲が来ました。
まずは「コバルト」。
イントロが流れた瞬間、「マジか…?」と呆気に取られました。
しかし、「果てない宇宙(そら)…」という天さんの歌声が聴こえたその時、会場で「コバルト」が流れたという現実を認知するに至りました。
実際、フルコーラスver.の歌唱は「あかね色」同様1000日以上振りだったとのことで、僕自身も「一度たりとも聴くことは出来ないだろう」と思っていました。
そこからはボルテージが一気に上がり、推しの姿すらまともに認識できない程に腕を振り続けた記憶があります。ただ唯一認識していたことは、不純も何もなく、ひたすらに格好良く歌い続けていた雨宮天さんの姿でした。
こんな世の中になった事は何一つ許せませんが、真っ直ぐな歌声をのせた「コバルト」が聴けたあの瞬間を、ずっと大事にしていきたいと思います。
続いて「かかわり」。
ファンの間では「2日目来るでしょ」と言われていたこの曲。予想通り披露されました。セトリの流れが完璧だな、と思いました。僕の中だと「コバルト」の印象が大き過ぎて明確なものを持ち合わせられなかったのですが、期待を裏切らない辺りも流石TrySailだと思います。もしどなたか感想があれば、是非僕に教えてください。
13.High Free Spirits
躊躇も遠慮も要らない。
会場のボルテージが一気に上がった。
イントロ聞くだけで無条件に上がる曲、それがハイスピでした。
この曲を歌っている時の三人は、最早ライブではなく「戦場に居る」かのような力強さを感じさせました。
何より一番戦意を感じた人は「夏川椎菜」その人であり、この人が全力で歌うからこそほかの二人も自分の歌声をぶつけられるのだろうと思いました。
この時の夏川さん、本当に歌が上手かったです。
代々木に居て本当に良かった。
MC
いつの間にか衣装がチェンジしていました。(ハイスピラスサビ前で脱ぎ捨てていたと記憶しています)
衣装を見せびらかしてくれるなど、サービス満点のMCでした。
そして、本人たちの口から「ここから後半戦」だと語られます。
TrySailは、まだまだ泊まらない!!!
怒涛の後半戦-岬を目指して-
14.whiz
俺、来世があったら推しの自転車になるわ。
失礼、欲望が滲み出ました。
さっきまで散々テンションを上げさせておいて、急に可愛さで絞め殺そうとしてきました。このライブ健康に悪いですね…
本当徹頭徹尾可愛いしか出て来ないんですよ、感想が。振りがいちいち可愛いし、僕も自転車に乗って漕ぎ出したいし、何だったらやっぱ僕は推しの自転車になりたいしで、本当心がウキウキ楽しくなったまま死んでもおかしくなかったです。既に頭はおかしいんですけど。
正直何度でもライブで見たい曲です。最高でした。
15.バン!バン‼バンザイ!!!
やばいえげつない程楽しい!!!
こんな楽しい曲だって知りませんでした。会場全体で振りコピができる楽しさ、この曲が一番持ってるってのは予想外でしたね…。
推したちのテンションもめちゃくちゃ上がってて、弾けんばかりの笑顔が非常に眩しかったです。そして、お手を振る姿も非常にキュートでした。特に天さんは「腕千切れんじゃねえの…?」って勢いで肩からブンブン振ってましたね。こういう所ですよ青き民が骨抜きにされる所以は…
あとハイタッチされる度に
「もも!!!天!!!椎菜!!!
俺だ!!!
俺だけを見てくれ!!!!!!!!!」
って思ってました。
日本はライブの時だけ重婚可能なよう法律を改正して欲しいです。
16.Sunsetカンフー
さて、気を取り直して…なんて時間もくれませんでした。
アニサマでもアニタイで無いに関わらず、「今のTrySailを象徴する曲」としてセトリに組み込まれたつよつよ楽曲、Sunsetカンフーの登場です。
推しと一緒にやるカンフー、最高過ぎでした。
特に、天さんの「修行ターイム!!!」は朝の目覚ましに設定し、夢の中から覚醒に至るまでずっと鍛錬に勤しみたい位癖になりました。
何を言っているのか一切分からないと思いますが、滅茶苦茶好きであることだけ伝わっていれば幸いです。
17.adrenaline!!!
オイオイオイ 死ぬわアイツ(てか会場全体)
最早記憶がありません。脳死で棒を振っていたので何も残りませんでした。バックスクリーンがわちゃわちゃ楽しいそうな雰囲気を纏って居た事、周囲のファンが狂喜乱舞していた事が唯一残っている記憶です。それだけこの曲が楽しいってことです。
本音を言うのであれば、「よいしょー!!!」の辺りは狂おしい程好きです。てか大体全部好きです。オタクなんてそんなもんだ。
ラスト前MC
「Free Turn」を予感させる壮大な音と共に、僕らへ向けて三人からメッセージが送られます。
夏川さんの「ただいまとおかえりを言える場所」というメッセージは(僕は勝手に麻倉ももさん2nd写真集を連想しましたが)「Free Turn」のテーマになぞらえて放たれたメッセージであったのだと今なら思っています。
そして、壮大な大太鼓やシンセサイザーの音は、そのままFree Turnのイントロへと繋がっていきます!
18.Free Turn
この曲があって良かった、
三人が居てくれて良かった、
そう思える曲。
最後まで推しの姿を目に焼き付けたい、そう思いながら必死に腕を振っていた記憶があります。これ以上の曲は現在のTrySailには存在しない、ラストを飾るには相応しい事ありませんでした。
例え会場で声が出せなくとも、全力で楽しむことが出来るのだと、最後を迎えた僕が骨の髄まで実感したのもここでした。
当たり前なんてものは無い世の中で、何が起こるかは誰にも分かりませんが、自分がどうなっていこうとまた「TrySail」という船に乗り込みたいと思わせてくれる曲でした。
そして、歌唱終了後、感謝の言葉を言いステージ裏へと捌けていった三人。
しかし、拍手の音は鳴りやみません。
数分後、ある映像が流れ始めます。
またここに集まろう-再出発のアンコールパート-
特別映像
映像の内容はと言うと、
なんと!2019年から2015年までのTrySailのライブ(イベント)風景の映像をダイジェストで振り返るという、途轍もなく豪華なものでした。
ライブやイベントの感動が、今ここで蘇る!!!といった感じでした。麻倉ももさんはどんどん可愛らしい女の子になり、雨宮天さんはどんどん初々しくなり、夏川椎菜さんは別人になるという(?)、ユニットの成長が感じられる映像構成となっていました。
個人的には殆ど目に出来ていなかった「Harbor×Arena」の映像が見れたことが嬉しかったです。だったら円盤化してくれよ…頼むから…
1stライブにまで映像が遡り、特別映像が終了した所で、当時のライブ開始前カウントダウンの様子が映し出されます。
10からカウントダウンが始まり、0になったところで、メンバー各々の色が天の川のせせらぎのように降り注ぎます。
アンコールパート、開始です!
EN1.Youthful Dreamer
アンコール一発目、有無を言わせない、TrySailの「始まりの歌」が披露されました。
先程の特典映像と合わせ、5年という歴史をダイレクトに感じさせてくれました。
ただし、演出面はそれだけで終わりません。
バックスクリーンには、1stライブ当時の各メンバーが映し出され、(主にソロパート時に)現在のライブ映像と対比される形で映像が展開されました!
これには過去を知らない僕も「すっげえ!!!」と喜びと驚きを抱き、同時の「成長、したんだなぁ」と感動も覚えました。
特に、ダンスが苦手であると度々本人の口から語られる雨宮天さんの成長ぶりは凄まじく、余裕のない顔で必死に踊ろうとしている5年前に比べ、客席を見据えながら柔らかな笑顔で楽しそうに踊る姿を見ていると、「そう言えば、僕の好きになった天さんの姿はこんな必死な姿だったなあ。変わったなあ、天さん」と感動せずにはいられませんでした。*1
僕が1番大好きなTrySailの曲を、最高のタイミングで聴けたことに心の底から感謝しています。
諸々の理由については下記参照。もしお時間あればお読みください。
EN2.disco/僕らのシンフォニー(日替わり曲)
日替わり曲3つ目。もちさんのAgapanthusの時もアンコール2曲目で来たから、これがトラセ関連だと一般的なのかもしれない。
まずは「disco」。
初見時、「タイトルが苦手」という滅茶苦茶な印象を受けていた曲ですが、1日目のメッセージ紹介で取り上げられたこともあり、「おっっ、これは今日聴けたら楽しみだな」と自分の中で期待をしていた曲でした。
結果。
「一進一退しつこく行こうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「」「」←パートが呑まれた二人
天さん、過去最大級のこぶしとビブラートを披露する。
天さんの歌唱力、ファンの思いについつい答えちゃうファン想いなところ、そしてやり過ぎちゃうお茶目さなど全てが詰まった瞬間でした。一端の青き民としては大満足でしたね。メッセージを送ってくれたLさん、本当にありがとうございました。
正直、この日の「disco」は天さんが印象を殆ど持って行っちゃったので、これ位にさせて頂きます。本当はもっとあった気がするんだけどね…
続いて「僕らのシンフォニー」。
MR07にて「2020 Winter Remix」が発表されたこともあり、僕の中では逆に披露されない説が有力だったんですが、普通にアンコールに入ってました。天邪鬼は結構損だわ。
ライブ当時の僕は「いい曲だよな~」くらいの感情だったんですが、ライブ後よくよく歌詞を読んでみると「ありがとう」や「楽しい」を届けてくれる曲だと知りました。「良く噛み締めながら聞けば良かった…‼!」と後悔しています。加えて振りコピも覚えておけば、って感じました。今回のライブにおいては珍しく、個人的な後悔が残った曲です。次は備える!
MC(お知らせとメッセージ)
ここでは、既出情報が改めて告知されたり、新情報が公開されたりとてんこ盛りなMCが展開されました。
そんな中で、三人が今までを振り返り「成長した」と実感していたもちさんや、5年ずっと応援してきてくれたファンに感謝を述べてくれると共に、「ここにいるお前らみんなTrySailだかんな!!!」といってくれた天さんの姿がとても印象的でした。
後(時系列が前後しますが)、あまりのこぶしの聞かせ具合から「歌舞伎でも始めるの?」と言われ、同時にポーズまで取っちゃう天さんはとってもお茶目でした。僕も歌舞伎しました。
そして最後は、一人一人からメッセージ。
要約させて頂くと、
雨宮「これからも全力で!ありがとうございました!!!」
麻倉「凄い楽しかった!また絶対笑顔で会いましょう!!!」
夏川「幸せが伝わってきた!またこの空間を用意したい!!!」
まさしく三者三様、最高のメッセージでした。
そして、このライブを締めくくる曲のタイトルがコールされます。
至高であり、そして個人的に一番聞きたかった曲のタイトルが発表されました。
EN3.この幸せが夢じゃないなら
本当に、現実で良かった。
もし現在の困難を乗り越え、再び聴ける時が来れば、嬉しいことは無い。
こう信じて疑っていませんでしたし、僕の仲間が先に言っていた記憶があります。(具体的な方は思い出せないのですが)
やっと、回収が叶いました。想いを馳せること、約1年。本当に長かったです。
ライブでの印象は、最後の曲ということで踊りについては殆ど見受けられませんでした。ですが、心底楽しそうに歌い、動く三人の姿。サビの最後で肩を組み合ったり、抱き合ったりする姿。どれもが感動的であり、「僕はこのために生きていたんだ…」と思う程、強く心を動かされました。
いつの日か、最初から最後まで踊る姿を拝みたいとも思っています。ただ、今は、最高の笑顔を見せてくれた三人に感謝しています。本当にありがとう。
ライブを経て‐僕が抱いた思い‐
ここまで、ライブについて書かせて頂きました。
毎度の事長文となってしまい恐縮です。それだけ、伝えたい想いがあったと解釈して頂ければ幸いです。
このライブを経て僕が心の底から思った事は、「雨宮天」さんが好きであり、そして「TrySail」のことが好きだという事でした。
実際、長い間(不可抗力ではありますが)お預けをくらい、そのうち「好きとは何か」「応援とは何か」と自分の現在地が分からなくなる事もありました。
ですが、「好きだから応援する」のであり、そこに明確な理由など定義付けなくても、僕は「TrySailが好き」だと再認識できたライブになりました。
そしてもう一つ、たまらなく悔しい現実も痛感させられました。
「ファン同士の繋がり」が、絶え絶えになってしまっていることです。
遡れば1年2ヶ月前、「The Clearest Sky」に参戦した時に感じた、同志への尊敬の念と、その輪を広げていきたいという思いを軸に今までファンを続けてきました。
しかし、未曽有の事態は収束までまだ時間が掛かるようで、今回も感染防止の観点から殆どの方と会うことなく二日間が終わってしまいました。
「TrySail」や「雨宮天」さんを応援する方々は本当に熱い思いを持った素敵な人たちばかりです。
だからこそ僕も、一人のファンとして、行動していこうと、色々な人と交流しと思いながら日々を生きています。
出鼻を挫かれてばかりですが、いつかまた、あの時のように、交流が持てる世の中になって欲しいなと心から思っています。
長くなりましたが、ライブを経て吸収したエネルギーを、生きる糧としてこれからもやっていきたいと思います。
初めてのTrySail、本当に最高でした。
それでは。
*1:約1年半前、MV集で見たYDを踊る天さんを見たその日からガチガチのファンです。
DDオタク的推し声優の話
どうも。
しがないオタクやってます、ケイです。
この間も(長文お気持ち表明において)同じフリをしましたが、皆さんは好きな声優さんやアーティストさんがいらっしゃいますか?
所謂「推し」というヤツですね。
何を隠そう私は、雨宮天さんが好きです。
歌良し、世界観よし、パフォーマンス力良しの三拍子揃った声優さんです。
余りに圧倒的過ぎて「天しか勝たん」状態なのですが、そんな私の本質は(著しい矛盾ですが)DDです。
(度々麻倉さんや夏川さんで発狂しているのがいい例です)
そんな私が、今回はTrySailから一旦離れまして、
最近特に推してる声優さんを雑記的に書いていこうと思います。
〜アーティスト活動追いたいなの人〜
降幡愛
まずは黙って聴いて欲しい。
正直、ここに食い込んでくるなんて、これから紹介するメンツの中では一切想定出来なかった。ていうかソロ活動始めるだなんて聞いてねえよって感じでしたからね。
長野県出身、代表作はラブライブ!サンシャイン!!の黒澤ルビィ。
特技はイラスト、趣味は写真撮影のサブカル趣味が目立っていた声優さんで、僕としては2015年に初めてお姿を拝見した時から「アーティスト活動は無さそう」って思っていました。
そんな声優さんが、デビュー一発目でぶっこんできたのがこの「CITY」です。
…声優のソロが出す曲かコレ???(いい意味で)
詳しいことはこちらの記事参照ですが…
要約すると
・「ポルノグラフィティ」「いきものがかり」など一流アーティストを多数手がけてきた本間昭光さんとタッグを組んだ新レーベルからのデビュー
・降幡さんの趣味趣向と完全一致した80年代楽曲のリバイバルサウンド
・全作詞・降幡愛(女史自身常に研究と研鑽を重ねている)
・機材の一つ一つも80’sを踏襲しつつ、2020年の要素も忘れずにバランスよく仕上げる
・歌唱もまさしく80’s、時代の雰囲気を感じさせる「降幡愛」の楽曲
いやもう下手に難癖付けるなんて出来ない程の完成度なんですよね。
僕自身熱烈に80'sが好きという訳では無いですが、
どこか懐かしさを感じさせる、
というか、
当時を生きていない僕に、80年代をリアルに想起させてしまう程の圧倒的完成度を誇った楽曲、なんですよね。
どの曲を聴いても80’sであり、強烈な個性を放っていることに間違いは無いですが、だからこそ是非聴いて欲しいアーティストです。
ここからの二人は、先日行われた「Sony Music AnimeSongs ONLINE 日本武道館」に出演したアーティストの中から、特に衝撃を受けた方々を二人ご紹介します。
楠木ともり
超大型人気若手声優、圧倒的パフォーマンスで観客を魅了!
もし俺が記者か何かで、記事書けって言われたらこのアオリを入れる。
そんぐらい凄いです、この声優さん。
まずはMVをどうぞ。
楠木ともり「ハミダシモノ」Music Video -Short ver.-
若手と思えんほどに堂々としていらっしゃる。
まだ若干21歳ですからねこの人。正気かって。
僕自身かれこれ7年近くラブライブ!を追っている人間なので、彼女の歌唱力自体は分かっていたつもりだったんですが…
盛り上がりの部分に向かっていく程に、自ら歌唱力へバフを掛けていく姿は圧巻でした。
勿論、細かいところに粗はあるだろうし、そういう意味でもワクワクさせられました。
そんな楠木ともりさん、恐るべきは「なんでも熟せる多彩さ」です。
しっかりとした話し方は、生徒会長(中学生時代)を経験していたという所からも根拠を感じられます。
4歳からピアノを始め、高校時代には軽音楽部に所属していたという経歴の持ち主。
そんな彼女は、発表している曲の全てで作詞、一部の楽曲を除き作曲をも行っています。
何なんだ最近の声優は。なんでも屋じゃねえかよ…
その中でも、僕の特に好きな曲は「ロマンロン」です。
この動画のコメント欄でも述べられていますが、独特な迫ってくるようなリズム、言葉の一つ一つに力強さを感じさせる詩は、往年のボーカロイドオリジナル曲を彷彿とさせます。
これ自分で作詞・作曲したとか嘘だろ!?売り物だぜこれ!!!???
ってなりました。(勿論編曲の力も大きいであろうことは承知です)
益々これからの活動に期待です。
今の時点で十分有名ですが、更にこれから進化していくであろうことを予感させてくれる声優さんです。
斉藤朱夏
え、お前今更なの!?って言われても文句言えません。
ラ!のファン歴について前述した通り、なんだかんだ声優デビュー当時から知ってましたからね…
(まあ僕の都合上、「知る」と「ファンになる」で相当なラグを起こしがちなのは散々ぱら証明した所ではありますが…)
もしまだ聴いてたことがない、という人が居たとき用にMV置いておきます。
凄く癖になります。
この人は何故か「ガチ恋」を恐ろしい程に呼び寄せる性質を持っており、
(巷では「陰キャにも分け隔てなく喋ってくれそうな、クラスの中心人物的陽キャを思わせる」とか言われてます。凄え分かる)
2016~8年辺りの僕はその様子にドン引いて、余り積極的に推してなかったんですが、
今や推しは違えど同じ穴の貉といった所なので気にせず推すことにしました。
人間って変わるね!!!
斉藤朱夏の武器は何といってもリズム感抜群の「ダンス」です。
小学4年生の頃から打ち込んできたというダンスは、僕が応援している「Aqours」でも遺憾なく発揮されていますが(ex.馬役二人が横並び状態での馬飛びを楽々熟す)、
ソロ活動においてはより色濃く出て来ています。
ステージ全体を使って軽やかに動き回り、時には屈んだ状態から上を仰ぎ見た状態でマイクを持って歌っちゃうなど、正直声優というよりかはダンスパフォーマーです。
やべえよ完全振り切っちゃってるよ。
先日のライブでも異彩を放った「しゅしゅしゅ」は正にそれでした。個人的に早くライブ行かせてくれと思っています。今の所次のライブド平日だから絶望だけどな
~一応勉強中な方々~
豊田萌絵
もしかしたら一部の人にとっては「え、お前そこに入れんの!?」ってなるかもしれません。
なんだかんだPyxis全然履修してないし、所詮フォトブック「もえぐらし」で悶絶して死んだ程度ですのでここです。(自信満々に言うな)
あと全然演技の声を聴いたことないので、ファンに殺されねえかなって思いながらこの文章を書いています。豊田さん俺の見るアニメ出てくれ…‼(他力本願感が凄い)
そんな訳で僕は彼女を追うにも穴だらけな訳ですが、このタイミングで彼女の所属するユニット「Pyxis」のベスト盤が出ます!!
要約するの面倒なので引用するぜ!!
「FLAWLESS」(TVアニメ『デュエル・マスターズ VSRF』エンディングテーマ)、「ダイスキ×じゃない」(ライトノベル『剣士を目指して入学したのに魔法適性 9999 なんですけど!?』イメージソング)、LONELY ALICE(TVアニメ『ありすorありす』エンディングテーマ)、「恋せよみんな、ハイ!」(TVアニメ『ノブナガ先生の幼な妻』オープニングテーマ)など、デビューアルバム「First Love 注意報!」からシングル「恋せよみんな、ハイ!」の中から全14曲を集めた珠玉の一枚。
初回限定盤にはこれまで発表されたミュージックビデオをBlu-rayで収録。
またテイチクオンラインショップでは、初回限定盤と共通のCDとBlu-rayに加え、さらに未収録の10曲を収録したCD DISC2付きのコンプリート盤もリリース決定!!
これは買いだ(断言)
トラセのMVベストの時も思ったけど、MV見れるのってマジお得だよね。活動の軌跡全部見れますからね。
俺は買います。興味ある方は一人残らず買ってください。
(MVは初限に付きますが、コンプリート盤には僕の推し曲「Call Me もえし」が収録されます。どっちも買いましょう。)
鬼頭明里
今や超話題作に出演し、アニメに詳しくない人まで顔と名前を知っている声優さんになってしまいました。
くどいようですが、なんだかんだ2018年頃から知っていた為「信じられねえよ…」と思っています。
推したいな~と思いつつも中々踏み出せていない現状なので、有識者の方で何かお勧めして頂けると幸いです。
(23時の春雷少女は取り敢えず聴いてみたんですけど、強すぎてひっくり返って頸椎損傷しかけました。)
PS:作詩作曲田淵智也じゃねえか!!!!!!
~まとめ~
以上、オタク特有の自分語りダイマ記事でした。
こんな僕ですが、少しでも「好き」の感情が伝わって貰えていれば嬉しいです。
そして、蛇足ながらも先日の”スタンス”について結論をば。
結局、「争い上等」みたいなスタンスは僕は拭いきれんだろうな、と思っています。
でも、こうやっていろんな人を応援していきながら、色んなことを吸収し、また得たものを還元していく姿勢が僕なのかな、と思っています。
決して侮ることなく、驕ることもなく、自分のペースで沢山「好きなこと」を語っていく所存です。
よろしければ今後とも、よろしくお願いします。
それでは。
応援スタンスの再考
どうも。
しがないオタクやってます、ケイです。
皆さん、応援している方はいらっしゃいますでしょうか。
僕のこのブログを読んでいる以上、相当なことない限りいらっしゃるのでは、と思っています。
今回はそんな「推し」への応援の仕方のお話。
とある方の呟きを見て、自分の「応援するスタンス」って何だっけと改めて考えなきゃと思った次第です。
早速ですが、語っていきたいと思います。
1.応援初期
僕の推しはやはり雨宮天(TrySail)であり、この方々を主軸に話していこうと思います。
僕が本格的に応援を始めた、と言えるのは2019年4月頃ですが、
この頃はSNS上のファンの存在を知らず「ひっそりと」やっていたので僕以外のファンへは意識も何もありませんでした。
そんな中転換点となったのは、8月頃参加していたLINEオープンチャットというコミュニティとの出会いでした。
コミュニティ内には僕が今まで出会ったことのない「同じ人を応援するファン」が居て、そこで初めて交流を持つこととなります。
そのうちTwitter上でも未だ見ぬ方と交流したいな、と思い色んな方をフォローさせて頂きました。
その中で呆気に取られてしまったのが
「長年活動してきたが故のファンの多さ」
「ファンの熱量の高さ」
でした。
凄え絵の上手い人がいるわ、花とか贈って長年支え続けた人が居るわで
「え、やばくね?」という感想しか出てこない始末でした。
この時こういった方々の存在に尻込みしたと同時に、どこか「負けたくない」という感情も生まれていました。
この「負けたくない」というのは
・ファンという存在にビビった自分に対して
・長年応援を続けている人達に負けじと自分を主張していきたい
の2つです。
前者は鼓舞であり、後者に関しては何かを企画するのが好きだということに由来するとともに、
僕を語る上で切っても切り離せない厄介者の「プライド」が表出した結果です。
しかしこの後者に関してはあるイベントを経て変化していきます。
「The Crealest SKY」です。
2.The Crealest SKY以後
このライブに関しての良さは語るまでもないので省略しますが、
僕が感銘を受けたのは「人と人との繋がり」でした。
色んな人が協力しあって花を贈りあったり、メッセージを贈りあったり、感想の詰まった軌跡の本を贈ったりと、「ファン同士の繋がりって、本当に温かいんだな」と思えた場所でした。
僕自身も打ち上げを計画し、その中で楽しい空間を提供できて、共有できたことが何より幸せでした。
そんな現場を経て、僕もまた「人と人との想いを繋げたい」というささやかな目標が生まれました。
その先のどこかでいつか、お花を贈れたらな、とも。
そこからは純粋にイベを楽しんだりもしましたが、3月以降は波乱の連続でした。
相次ぐライブ中止、それに伴い自主企画を中止にせざるを得なかったこと。
そもそも、実生活で自我を保ちながら生活することすら叶わなかったこと。
精神が摩耗していることすら気づけない程、当時の自分は追い込まれていたと思います。
そんな中、やっとイベントが再開。
制限はあるけれど、生きがいを思い出した僕は「自分なりの楽しみ方で」満喫するに至りました。
イベント後にはブログも書いて…なんて事もやりました。
そしてそのうち、「イベが再開した暁には花贈ったる!!」なんて思ってもいました。
ですが、精神を摩耗させた段階で確実に失ったものがあります。
「想い」です。
3.『推しスタンス』の再考-優劣などない-
この想い、大まかに分けてまず2つあります。
1つ目が、個々それぞれの感想など。もしくは、それを推しへ贈ること。
2つ目が、1の発展として個々を結びつけ、集まったものを推しへ贈ること。
つい数分前までの自分の常識を壊しにいこうと思いますが、
恐らくこの二つには「優劣」など存在しません。
また、誰かへマウントを取る為の行動でもありません。
というか、そうであってはいけないのでは、と自分に刻み込まなければと思い始めています。
1年前、僕は「想い」を大切にしていきたいから、という理由で自分の理念を設定しました。
しかし、今の自分に立ち返った時、果たして本当にそれが出来ているでしょうか。
日々の忙しさに囚われている内に、企画を完遂できなかった「悲しさや」「悔しさ」だけが自分の中に残り、
「手段」ばかり目が行くようになった気がします。
1年以上同じ人を応援し、そのスタイルになれる内に、「自分のスタンスが絶対」だと信じ切っているきらいがあります。
恥ずかしい事に臆病者を都合よく発動させていますが、本当は断定していい事実だと思います。
それでよしんば目立てたとして、何か得られるものはあるのでしょうか。
最後にあるのは、承認欲求を満たした先にある、空虚な何かだと思います。
そんな「想い」を蔑ろにした末には、推しを推せなくなった自分しか残りません。
上も下も無く、色んなスタンスを認め、もう一度「想い」について、
まずは自分から見つめ直さなければいけないと感じました。
この記事を自戒として、残す事をお許しください。
それでは。
麻倉ももLive 2020"Agapanthus"に寄せて
どうも。
しがないオタクやっております、ケイです。
今回、LAWSON presents 麻倉もも Live 2020 "Agapanthus"に両日参加してきました。
主に2日目の事にフォーカスしていきながら、僕が麻倉ももさんから受け取った想いを、綴っていければと思います。
- 公演前の所感
- 公演開始-春の手紙-
- 届けたい思い、届けられない気持ち‐夏の手紙とその後の手紙‐
- 後半パート‐全身で弾けるターン‐
- ラストと始まり‐「恋の歌」のその先‐
- 麻倉さんの思いから考える「これから」
公演前の所感
まず、このお話から。
10月某日、僕の元へ唐突に通知がやってます。
LAWSON presents 麻倉もも Live 2020 "Agapanthus" 開催決定!!
マジで!?!?!?
頭で考える前に気づいたら申し込みをしていました。
何故か、という部分については下記の記事等にてお話させて頂いておりますが
トラセ④ 麻倉ももさんと「パンプキン・ミート・パイ」「ユメシンデレラ」 - ケイのひとりごと。
麻倉もも「僕だけに見える星」の所感ー恋の歌のその先ー - ケイのひとりごと。
僕が未だ見た事のない、「麻倉もも」のライブとはどんな感じなんだろうか?
「恋の歌」という優しくて遠慮がちな彼女が見出せた軸が、どう表現されるのだろうか?
「Agapanthus」の世界を、どうやって表現していくんだろう?
といった期待を抱き、抱いての…
不運すぎるライブ中止。
仕方ないという感情と、流行病を許せない感情と、やるせない感情とかが、ぐっちゃぐっちゃに混ざり合って、どうしようもなくなってしまった記憶があります。
「もう、Agapanthusが日の目を見る事は無いのだろうか」と何となく思っていた所でのライブ開催、となれば
もう衝動的になる以外ありませんでした。
その後も(極めて個人的な)忙しさがありましたが、気付いたら当日になっていた次第です。
ここから、実際のライブ内容やについてお話させて頂きます。
公演開始-春の手紙-
Agapanthusのイントロから公演が開始。
モニターに映像が映し出され、麻倉さんがペンを手に取り便箋に文字を書くところから物語は始まる。
文字ではなく声で内容を伝える形になっており、
新しい生活には慣れたかということ。
アガパンサスを育てているということ。
最後に、蕾が膨らむ頃にまたお手紙を書くということ、が伝えられると映像は暗転した。
1.Agapanthus
幕が開く。
MVにもあった「Agapanthus」の世界が、ステージに広がっていた。
目の前に麻倉さんは居らず、
幻想的な動物たちと、その上の高台に咲くアガパンサスの花畑の中に映し出されていた。
「恋の物語」の始まりを予感させる、童話のような世界観がそこにはあった。
まさにライブの幕が開けた事を実感させてくれる「Agapanthus」という楽曲だったが、特筆すべきは1日目のことだと思う。
この日のAgapanthusは歌い出しから麻倉さん自身が感極まっており、2番のサビ前には声が出せなくなってしまうなど「涙する姿」が印象的だった。
この事について個人的予測を述べさせて貰いたい。
3月から猛威を払い始めた感染症の影響により、無念のLive2020"Agapanthus"中止。
彼女は、そんな中でもファンを思いやりながらこれでよかったのだと「自分に言い聞かせながら」想いを発信していた。
状況は幾ばくか好転し、その後開催に漕ぎ着ける事はできたものの、感染症を克服しきれた訳ではもちろん無い。
声出し禁止、原則着席等の世情に合わせた厳しいレギュレーションを設けてとなった。
制限を設けたとしても、個人の状況や考え方等によってライブに参加することが難しいファンも存在するのが厳しい現状。
これらのことから、麻倉さん自身は「不安や恐怖」を感じたと当日のMCでも話している。
もしかしたら人が入っていないかもしれない。
上手く盛り上がる事もないかもしれない。
そういった思いで一杯になってしまっていたとのことだ。
しかし、幕が開けた時、麻倉さんの目の前にいたのは、
着席可能な席を埋め尽くすファン。
制限がある中でも、必死にエールを送ろうとする姿。
少しでも想いを届けようとする、私たちの姿があったに違いない。
その様子を見て、「ライブがやれて本当に良かった」「無言なんてなかった、安心した」という想いから肩の荷が降り、喜びや安堵の涙を流したのではと思う。
ここまで述べてきたことはあくまでも予想でしかないが、麻倉さんが報われて本当に良かったと思う。
最終的に、お城の上で麻倉さんはこの曲の歌唱を終えた。
原曲にはないアウトロと共にAgapanthusの世界は幕を閉じる。
幻想的な世界を映し出していた白い幕が落ちると、そこには。
戦隊もののような衣装に身を包んだ麻倉さんの姿が。
疾走感のあるナンバーの始まりだ。
2.スマッシュ・ドロップ
この曲の特徴といえばテンポの速さと激しいダンスだと思う。
イメージカラーの桃色に身を包んだ麻倉さん、黄・青・緑・紫の麻倉さん同様のモチーフに身を包んだダンサーさんの5人が織りなすパフォーマンスは、自然と見るもののテンションを上昇させてくれる。
そして、ここで述べさせてほしいのが目まぐるしく変わる振り付けをいとも簡単に熟す麻倉さんのパフォーマンス。軽やかに動く麻倉さんの姿からは難しそうな素振りは一切感じられない。が、前述した通りテンポが速く歌うだけでも大変なのでは、という所で、麻倉さんは声量もダンスのキレも一切落とすことなくやってのけていた。麻倉さんのほんわかした雰囲気で彼女を語ることは出来ないと言える、「プロ」としてのパフォーマンスがそこにはあったと思う。
3.カラフル
続いてもテンポが速く、盛り上がれる曲が登場。
曲調のお陰で、テンションはさらに上昇。「ひたすら上げちゃってどうすんの!?」という感覚は確かにあったし、正直、限界突破し始めた感覚もあるかもしれない。何より、この曲はYouTubeにて振り付け動画が公開されたこともあり、「絶対にノってやる!!」という決意も強かったこともあった。サビ前は常に身構えながら燃えている状態だった。なんか既に恐ろしい。
サビ中はとにかく振りコピに真剣。所々間違えてしまいながらも、麻倉さんと一緒の動きが会場全体で出来ているという一体感に「これがライブ!!」という喜びを感じた。
振りコピは、いいぞ。
4.トキメキ・シンパシー
麻倉さんから「今日は思いっきり楽しみましょう!!」という言葉が。
上がりまくったテンションに対しこれは卑怯が過ぎる。
この曲については、とにかくクラップの多さが特徴。メインステージからセンターステージへと動く麻倉さんを見ながら、クラップを一緒に刻むのは楽しいという言葉では片づけられないレベルだった。
また、振り付け、モニターのエフェクト共に「ハート」が多いのも特徴として挙げられる。「トキメキ」と掛かっていることは言うまでもなく、「恋」だとか「可愛い」とかいった想いや感情に直接働きかけてくるのが本当に反則であると感じた。
恋の始まりを感じさせ、「恋って楽しいな」という女の子の気持ちを歌っているトキメキ・シンパシーに対し、3曲目までで雰囲気を作ってからの「ライブって楽しい!!」と感じさせるための一曲として、絶大な効果を放っていたと感じる。
MC
まずは麻倉さんからの「ライブへようこそ」というご挨拶。
元気ですか?という問いかけがあり、我々が返事をすることは叶わないものの、「元気そう顔」という麻倉さんの言葉をもって相互の生存確認となった。
今日が初めて麻倉さんを見たという人の確認も取っていた。
今日が初めてだという方は百人程度、という感じだったため、驚きと喜びの混じった反応を麻倉さんは見せると共に
「(生の麻倉ももは)こんな感じです」
「現実はこんなもんです」
という衝撃発言がライブ開始間もなく飛び出してしまう。
また、このようなご時世のため遠くから来ている人にも(確認後)足を運んできてくれていることに喜びつつ、気を付けながら楽しんで、という言葉をかけていた。
続いて、昨日から当日にかけてまでの話があった。
一昨日は緊張で中々眠れず、結局就寝できたのが3時半だった、ということがあったものの、それらを払拭出来たことで昨晩はぐっすり眠れた、というご報告。
あったかい空間を作れてありがとう、の言葉には声の代わりに大きな拍手で返すファンで溢れていた。
また、Peachy!の時同様、今回もスタッフからの差し入れが冷蔵庫に入っていたとのこと。麻倉さんはそのことに喜びつつ、「どうして知っているの!?私の好みを」と驚いていた。差し入れの中にはお酒も入っていたそうだが、「お酒は飲まなかった」とのことで、その報告へファン一同は欲求へ勝ったことに対する拍手を惜しみなくあげた。(麻倉さん自身は”拍手してくれるんだ”と喜びつつも若干動揺していた)
”お酒”と関連して出てきたのが「打ち上げ」について。
感染対策から「一人打ち上げ」をするのかな?と予想する麻倉さん。そして、擁護に見せかけた無残な一言。
「お友達が居ない方でも大丈夫」
「別に打ち上げ参加しなくてもいいしという人にとっては気楽」
その通りだけど!!その言い方はオタクに効くって!!
そして、「ライブが終わった後美味しい一杯が飲めるように」という誓いを立てて一区切り。
続いては2ndアルバム「Agapanthus」の話。
恋の歌を詰め込んだこのアルバム、「共感できるものはありま…あるのかな?」という若干不穏な問いが麻倉さんから飛び出す。それに対し、ファンからの拍手を聴くと
「あるんだ、いいね」
「それがリア充ってやつだ…」
という反応。麻倉さん………
なんとも悲しい気持ちになってしまうが、トークはまだまだ続く。
アガパンサスについて知っていたかということから、育ちやすい花ということで(麻倉さん宅のはまだまだのようだが)、「心の余裕」があったら育てて欲しいとのこと。(なお、麻倉さんにはないか、と即座に呟いた。合ってるけども。)
ラブレター、愛の花という意味があるんだそう。(このことについては既知の人も多かった)そして
「ラブレター貰ったことありますか?」という中々に辛い問い。
即座に「ないか。」という否定。
更に、「じゃあ書いたことは?」という追撃。
「それもないかなあ」と言われてしまい、多分殆どの人は死んだ。
告白、というと最近はLINEで済ます方も多い中、直接言うことに意味がある、には僕も納得だった。(告白したことないけど)
「みんなには無縁だと思うけど」は中々に効いたが(勝手に言ってごめんねってフォローして貰えたのでセーフ)、「ファンレターだったらあるよね、私とか私とか私とか私とか」で(僕はまだないけど)どや顔を伺えてとんでもなく満足。
ファンレターについては「中々会えなくても元気づけられた」「(麻倉さんは)常に受け取る側だったけど、温かい気持ちになった」「書く側もそうなれる」という、非常に柔らかい雰囲気のまま、昨日にもあった次の楽曲へと移る言葉が始まる。
「目を閉じてみてください」
「それぞれの手紙を書きたい大切な人のことを思い浮かべてください」
そうして、会場は暗闇に包まれた。
届けたい思い、届けられない気持ち‐夏の手紙とその後の手紙‐
モニターに映像が映し出される。
新緑の季節になったということ。
こんなにも会えない日々が続くなんて、と。
日常が実は特別だったということ。
あの頃は、カラオケで歌ったり踊ったりをしたこと。
忙しい間の息抜きは出来ていますか?という問いかけ。
最近はスクラッチアートにハマっているということ。
削ると模様が浮かび上がってきて、笑っていたあの頃を思い出すということ。
ご飯と手洗いはしっかりね、という忠告。
一緒に植えたアガパンサスの花は元気ですか?という問いかけ。
咲かない花は無いよね、開くといいなあ。
の言葉で手紙は締められた。
5."さよなら"聞いて。
結婚しました。(推しが)
何が?という感じにしか思われないかもしれないが、麻倉さんがウエディングドレスに似た記事の白い衣装で登場。多分結婚式にしか見えないファンが大量発生したことだと思う。僕は思った。何なら自分と結婚したと思った。
花道がもうさながらウエディングロードにしか見えなくなるわ、(白いライトのせいで)麻倉さんが後光の指した女神に見えないわで大変だった。
まあ目の前通り過ぎるので結婚とか絶対ないんですけどもね。
曲としては「初恋の人へ届ける今の私の幸せの歌」という楽曲だが、ライブでの役割は「遠くの人へ届けたい思い」という役割を担っているのではないかと思う。
「初恋の人」はもう「忘れた存在」であり、楽曲の中の女の人の近くにはいない。だが、そんな彼に対し届けたい想いがある。
このセットリストにおいては、「遠くの誰かに伝えたい幸せ」を届けるための位置づけなんだろうな、となんとなく思っている。
6.Twinkle Love
このライブにおいて僕の中での価値観が変わった曲。
というか、この曲の世界観を完璧に表現するためのセットが本気すぎる。
ソファーにハート型のクッション、小さなデスクとチェアー…限界必須。
ソファーに顔を埋めながら歌う麻倉さんのいじらしさは半端なものではないし、
この曲自体が「会えない時間のもどかしさ」を歌っている曲でもあるので、その相乗効果で「可愛さ」が限界突破してたと思う。
何よりも一番「危なかった」のがデスクの上にあった小型PCを開いた場面。
モニターを見ると、そこには、、、!!
ガチ恋距離のもちょ!!!!
多分モニター観測できた人は全員死んでる。俺は死んだよ。
「可愛いなあ」で済めば良かったものの、とんでもなくアップで麻倉さんを見れたが故に生存できなかった。曲の立ち位置も「届けたい」という側面がありながら「届けられない」というジレンマをもつ曲な訳なので、正気で聴くのが難しい一曲と相成った。大好きです。
7.星空を想えば
前日は「ずっと君のことが好きなんです。」だったため、日替わり楽曲となったこの曲。
1日目は(恋愛的な要素多めの)青春だなあ、と思った曲だが、この曲は「恋愛」ではなく「みんな」という歌詞から見える「仲間」との青春を感じられる一曲。
ゆったりとサイリウムを左右に振り、メロディーに想いを馳せる。なんとも素敵な空間だったな、と今は思っている。
夜空を見上げて仲間のことを想う、という歌詞だからこそ青春を回顧し思い出に耽りたくなる曲だった。
8.花に赤い糸
続いても日替わり曲。(1日目はさよなら観覧車)
明日は君と。のCP曲で映画の挿入歌。
「麻倉もも」の初期曲でありファンの人気がとても高い曲(僕の体感)。
恋愛のもどかしさや甘酸っぱい想いが「花」に喩えられた、胸に響く一曲。
(大変お恥ずかしながら)すぐに僕は曲名が出てこなかったのだが、サイリウムの色が「赤」であることを確認して理解。
「あ、やべえの来ちゃったわ」と思った。
ここからはもう感覚でしかないが、会場が赤いことも相まって熱量が特に高くなっていたと感じた。人気のある曲なのはもちろんのこと、「想いを届けさせて欲しい」という強い願いが込められた一曲を、ここで持って来たことに何よりも価値があるのでは、と思う。
1日目の悲しみを歌ってからの繋ぎも好きだが、2日目のこんなにも届けたいのに、、、という苦しみみたいなものを感じさせる繋ぎが特にいいな、と思った。
曲前MC
再び暗転した後、わずかな光に灯された、メインステージに立つ麻倉さんの独白が始まる。
「今年は私にとって、当たり前が当たり前じゃない年になった」
「突然変わったことに対する心配や不安が募る日々だった」
「日常はありがたかったのだと考えさせられた」
「想いが伝えられずもどかしい日々が続いた」
「みんなに”伝える”曲を」
黒一面だったステージの後方から、眩しいほどの白い光が差す。
9.今すぐに
真打登場。
緊急事態宣言下の辛く苦しい状況だった僕らに、直向きに、強く、寄り添ってくれた一曲。実際は遠距離恋愛をしている人を歌っている曲な訳だが、あの頃は状況が状況だった訳で、心に深く刺さった曲だった。
ライブでも深く突き刺さるであろうことは何となく予想出来ていたが、
暗闇の中強い光に照らされる麻倉さん、
「想いを届けたい」と訴える曲が続いてからの「想いを届けたいけどできない」という本楽曲の悲しみを引き立たせるセットリスト、
直前の告白。
全てが、この曲の「強さ」を正面からぶつけるためのパーツとなっていた。
また、この曲の歌唱中にあった演出の中で、特記したいのが「オーロラ」。
七色に変化するオーロラは幻想的で孤独を感じさせる曲の世界観とも非常に合うなと感じた。
ではなぜ、オーロラなのか?
ここに明確な意図を見つけるのは難しいが、オーロラが発生するのは地上より100km以上離れた大気圏外とのことらしい。つまり、「どんなに離れていても、想い合っていく」という感情の表れなのかもしれない、と思った。
曲の全てに意識を奪われた、と感じる時間を過ごした。
二つの手紙
一つ目は、「今すぐに」の補完のような内容。
合えない時間が長くなるほど思いは募る。
「今すぐに」でも会いたいけれど、我慢しなければいけないことが辛い。
本当はもっと早く会えると思っていたけれど。
同じ空の下、手紙で思いを伝える。
アガパンサスの花開く頃、会いに行きます。
二つ目が、「会えるようになった」時間の話。
季節が変わって、街が賑やかになってきた。
風邪なんて引いてない?無理はしちゃだめ、という忠告。
いよいよ待ちにまった会える日。
なんだか緊張しちゃう、とのこと。
でも、大きな声なんてだしちゃ駄目。
きっときっと、嬉しそうな表情や視線で伝わるから。
ご飯を食べた後は、お買い物に行って、ライブに行こう。
ライブは2年ぶり。
熱気や一体感は、まるで魔法のよう。
振り付け動画見て、毎日練習してきたし、
アルバムも春から聴きこんできてるから、
今度のライブがとっても楽しみ。
アガパンサスが華やいできました。
花束にして持っていきます。
映像が終わると、センターステージから現れたのは…
10.Good Job!
赤チェックを基調とした衣装に身を包んだ、麻倉さん!
ウキウキとした気分にさせてくれる、1stアルバムではリード曲となった印象深い一曲。
これはもう、喜びを表現する方法として、100点をあげても低すぎるレベルだと思う。
この時の僕は、ステージにいる麻倉さんと一緒に全身で喜びを表す他なかったんだけれども、集約すると「ライブに来れて良かった!!」という感情が一番湧き上がっていたと思う。
一緒にサムズアップできたこと、麻倉もものライブに来れたということ、全てが嬉しくて幸せでした。
後半戦前MC
まずは、衣装を変えてきたというご報告から。
「かっこかわいい」という本人の弁、そのままでした。
「ホレホレタイム行くか」という「仕方なくやってる感満載」の言い方からの、「ホラよ」「ホレ」は最早ご褒美でした。
変わって、ライブ内容について。
「手紙」をテーマにここまではやってきたということで、「しっとり」「大人っぽい」もちょをお送りしてきた、とのこと。
加えて、映像中に出てきたご存じ「ももがみさま」についても話が。
「あの顔、煽ってない?」という今更感が凄い麻倉さんの気付きやら、「顔を傾けることによって四季を表現していた」というトンデモ要素までお話があった。
突然話題を変え、 チリトマトについても話が。
幕張周辺にあるとあるコンビニから在庫が消えたという報告がマネージャーさんからあったらしい。麻倉さん本人は驚いた、とのことだが、肝心のチリトマトは「売上四天王」から陥落した現状。運動後に食べたくなる味なので最近は食べられてなかった!という懺悔もあった。
この食べ物の話から、ファンが麻倉さんと同じ飲食をしたがる問題へと派生。
残酷な発言(褒美)が沢山あったので羅列すると、
「よく買うよね」
「(私だったら)絶対欲しくない」
「不思議(嬉しい)と思う」
「いろはすのもも飲んだことない」
「(掲げるファンを見て)まだ絶滅してなかったんだ」
「俺がもちょだという輪を感じてくれてるのかな」
「(↑のことについて)嬉しくはない」
「楽しいのは嬉しい」
怒涛過ぎた。
最後に、今日はチリトマトを3個くらい食べたいので、いい汗かいて美味しく食べよう!で食べ物の話は終了。
そのまま、「麻倉もも」始まりの曲へと移った。
後半パート‐全身で弾けるターン‐
11.明日は君と。
この曲、ライブ中では今更僕が語れるようなところはないなあ、なんて思考で頭が一杯だった。
なんせ、「麻倉もも」のデビューシングルな訳だから、声もパフォーマンスも安定感が違った。ファン歴が浅い僕としては、「始まりって凄いなあ」という薄っぺらい感想と、「ここからまた始められるんだなあ」という仕切り直ってここからライブが展開されていくんだろうなあ、という期待だった。なので、細部が見れなかったのは心残り。
またの機会で、目に焼き付けたい。
12.秘密のアフレイド
イントロを聴いた瞬間、覚悟を決めさせられた。
麻倉さんが歌っている姿の格好良さは、衣装で保障されていたから。
演出を見た瞬間、更にその決意は強くなった。
ショッキングピンクや赤のライトで、その格好良さはバフがかかるであろうことが予想できたから。
結果、格好いい麻倉さんは様に成りすぎていた。
可愛いだけじゃない、「格好良くて熱い麻倉もも」を僕は目撃した。
色んな「恋の歌」を歌ってきた麻倉さんだからこそ、この曲を自分のものにしたのだと僕は思っている。
クラップの時間
別名・ご褒美タイム。
夢中でクラップしてたので詳細なことを書き出せず無念の極みだが、
2日目だからお花にゾーン分けしようとしたばっかりに、黄色は「向日葵」、赤は「薔薇」とスムーズにいったに関わらず緑で躓いてしまい、麻倉さんから出てきた言葉は「雑草」。(緑の花なんてないでしょーー!!とは本人の弁。じゃあなんでお花にしたんだ)
挙句、執拗にクラップさせるなどやりたい放題。
「お前ら雑草だろ」
「やれよ」
「滑稽だなぁ?」
という罵倒のオンパレード。(僕は雑草だったので腹筋崩壊必死だった。本当にありがとうございます)
最後は「花と草の大合唱」と銘打たれた全部の手拍子が重なったところで一区切り。
続いて振り付け指導が入り、全体で習得出来たところで次の曲へ突入!
13.Shake it up!
曲が始まった瞬間ジャケットを脱ぐの反則。
楽曲についてはとにかく軽快でノリノリなダンスが特徴的、
というか全然僕の中でこれといった印象をもっていなかったので、いい意味で裏切られた曲。
事前に指導して貰えた振りも使ってノリに乗れたし、かがんで手を振る「fu-!fu-!fu-!」前の振り付けは見てるだけでも楽しすぎるし、いっせいのーせハイジャンプ!でそのまま飛びかけたしで大変だった。
全身で動くことが許されたその日のには、(周囲に迷惑を掛けない程度に)動き回ってやると決意した一曲になった。
14.とくべつイチバン‼
更に心のBPM上昇する曲持ってくるのね、やってやろうじゃねえか!!という心持ちにさせた一曲。
もう半分意識もってかれてたので詳細なことはまたもや書けない訳だけれど、「楽しい」が割り増しだったのは確か。
後は、振りを覚えておけば…‼というちょっとばかりの後悔もあった。なんせ、(振り付け練習動画は無いけれど)振りをやっている人が多い気がしたし、ノリがいい曲なので、一緒に乗れたらめちゃくちゃ楽しかったのでは?という思いが強いから。
次回ライブで聴く機会があったら、サビだけでも踊ったろ…と思った曲だった。
15.妄想メルヘンガール
アルバム「Agapanthus」における僕が一番大好きな曲、やっと来る。
この曲はコロナ禍においても盛り上げるための工夫が随所に施されていた。
まずは「コール募集」。声が出せない状況下において麻倉さんの発案で行われた企画。当日は男性パートと女性パート、混声の全3パートに分かれて実装。
自分の声が気持ち悪かった地獄が勝手にやってきたりもしたが、「全員で」という一体感は何にも負けなかったと思う。
続いて、「振り付け動画」。全員で同じ振りを行うことで、更に一体感が増した曲になったに違いない。
ここまでやっても、もちろん本領は発揮できていない訳だから、末恐ろしいといったらない。ダンサーによる妙にダサい振り付けなど、最高の材料は揃いに揃ってる訳なので、未曾有の感染症を越えた先に、期待したい。
16.Fanfare!!
え、M・O・M・Oしてもいいんですか!!!!!??????
1日目の感情は本当にこれでしかなく、テンションアゲアゲできたパートにおいて相応しい曲であるのは間違いないから変ではないけれど、この環境において勝てるのか…?という戸惑いもあった。
結果、死ぬほど楽しい。
声が出せないことによる制限された感覚は否めないけれど、僕らのために「もっと!」と煽ってくれる麻倉さんのお陰で振りに集中できたので大満足。
ここまで一貫していることだけれど、僕らを楽しませようとしてくれる麻倉さんの姿勢に感謝しかない。
息つく暇もなく、駆け抜けさせて貰った。
ラスト前MC①
駆け抜けてきたここまでの中で、ピックアップ。
妄想メルヘンガールのコール募集について。
恥ずかしさから出来ない(近隣の目など)、と思っていた所で、思った以上の沢山の募集があって嬉しかったとのこと。
「良かったね野郎の声だけじゃなくて」という謎のダメージも喰らわされたが。(すごくいい意味で重低音が、というフォローも頂きました)
リハの時から一人じゃない、という安心と本番のような気持ちでやれたという嬉しいご報告があった。
そして、ライブの終わりが近づく。
「次で、最後の曲です」
ラストと始まり‐「恋の歌」のその先‐
ラスト前MC②
まずは発売されたばかりの「僕だけに見える星」について。
女性目線の「恋」ではなく、今までにない一人称を「僕」にしぼやかした歌となった一曲。色んな人に共感して欲しいとのこと。
また、カップリングの「あしあと」も新鮮かつ新たな挑戦となったとのこと。
よりファンに寄り添い、寄り添うことで力になれたら、と話していた。
最後の曲は歌詞が素敵なので、ゆったりと世界観を楽しんで下さい、と話すと最後の歌が始まった。
「聴いてください、僕だけに見える星」
17.僕だけに見える星
今までにない「麻倉もも」の曲で、この時代だから生まれたというこの曲。
セットリストに組み込まれない訳はないだろうし、来たら感動だなあと考えていた僕。
実際、感動なんかで済ませられない曲だった。
まず、歌詞がモニターに表示され、「読んで!感動して!!」と言わんばかり。感情の閾値がぶっ壊れる。
麻倉さんの歌唱も正直言って今日一番に響いてる、と呆気にとられるばかり。インタビューでは「難しい」とお話していたのに、声量も音程も安定しながら力強くこちらへ訴えかけてくるもんだから防御のしようがない。
演出の光も眩くて、もう何にも代えがたい。
この声がここで聴けて本当によかったと、感謝する他なかった。
18.No Distance
拍手でのアンコール開け、まさかの日替わり曲。(1日目はパンプキン・ミートパイ)
Social distanceに一石を投じる(投じてない)名曲、堂々登場。
こんな世の中だからこそ、誰かと寄り添って頑張りたいと一層に感じさせてくれる「No Distace」に、多分全ファンが感動の嵐だったと思う。
正直、運営が解釈一致しかけてきて辛いまである。
Twitterトレンド入りの勢いは、絶対に嘘でもまやかしでもなく、僕らが望んでいた一曲だったことを刻み込んだ事実だと思っています。
19.ユメシンデレラ
この曲来なかったら家帰って泣いてたまである。
アンコールきてよかったなあ、という幸せを感じさせてくれた一曲。
とにかくステージや花道を行ったり来たりしたのが印象的だった。
「ねえ付き合って」は恥ずかしくて直視できなかったので、またの機会にしっかり目に焼き付けたい。
多幸感マシマシすぎて集中して見切れなかったのが後悔。折角の思い出の曲なので、本当に、次こそは、という感じである。
アンコールMC
No Distanceの選曲理由について、やはり「ソーシャルディスタンス」が起因したとのこと。「心はNo Distance」「どんな時でも私が側にいるよ」の言葉は、本当に温かさで一杯になった。
ライブ通して、僕らがマスク越しでもいい笑顔だったと分かったとお話もしてくれた。
そのまま告知へ。
ももクッションに関しては、「おしゃべりももクッション」(いくらすんだよという本人のツッコミ付き)「本当に人を駄目にする素材のクッション」といった野望まであるとのこと。皆さんの声が欲しいとのことだから、買おう!!
また、生配信決定もここで発表。
「拍手した人は絶対見ろ」という強迫付きだった。
そして、ライブ前を振り返る麻倉さん。
最初は無言・無表情で、拍手もまばらかもしれなくて、不安だったと。
でも、拍手は練習してきたかのようで、一緒に作ろうという気持ちを受け取ることが出来たとのこと。
最初は怖い・帰りたいという気持ちで一杯だったけれど、今は「帰りたくない」と思うまでに変化したとのこと。
「こんな素敵な時間をくださってありがとう」という、こちらこそ声があったらありがとうと返したかった、最早有難いだけじゃ返せない感謝まであった。
次のライブでは、声有りがいい。「MOMO」や「妄想メルヘンガール」を全力で、みんなで声出してやりたいという、全員の希望の話も。
その時は絶対来てくださいね、と言われてしまったので、絶対に行きたい。
最後は、麻倉さん自身が「恋の歌を歌いたい」という、やりたいことが分かり始めたという曲。
ここからが始まりだけど、ここから始まりだという思いも乗せて。
曲名が分かった瞬間、僕は両日ともに、拳を握りしめ感謝した。
20.365×LOVE
反則級に可愛い麻倉もも、見参。
可愛い人が可愛い曲歌ってんだから当たり前だろうが!!という心の中の僕が勝手にキレ散らかす程、語彙なんて消失させる、僕が声優アーティスト「麻倉もも」の曲の中で一番好きな曲。
なんかもう振り付けとか存在とか全部が可愛かったし、記憶しようとする前に全身で弾け飛ぶことを選んでしまったのでそれらしい記憶は殆ど残っていない。
ただ一つ、言えることは
「ここまでもちょを見れてよかった」ということだったと思う。
最後、イヤモニを取って「また会いましょうねー!!」という言葉を麻倉さんが叫び、ライブは全公演が終了となった。
麻倉さんの思いから考える「これから」
以上がライブの感想でした。
(長文過ぎて斜め読みされてそうな気しかない)
本当に思いを頂いてばかりで、「じゃあ僕は一体何ができるんだろう?」という感情で一杯な現状です。
正直、難しいことを考えようとしてもファンとして出来る事なんて限られている、という僕の持論はいつも揺るがないんですが、
こんな状況下において開催できたことは奇跡に近いと思うし今後も記憶に残り続けるだろうから、何か標を残しておきたいと思いながら後書きを書いています。
そこで言えるのがやっぱり麻倉さんに感想を届けて、その先も応援していくことなのかなと。
ファンレター自体中々書けていない僕が前者をどこまでやり切れるか分かったものではないし、言ってしまえば後者なんて当たり前のことかもしれないけれど。
「恋の歌」の世界観を見たいと願っていた僕が、やっとの思いで見れた世界は何にも形容しがたいほど、最高だったからこそ。
好きなものへは正直に居たいのが性なので、今回感じた喜びを抑圧することなく、外へ外へと表現していきたいな、と思いました。
最後に。
麻倉ももさん、最高のライブをありがとうございました。
それでは。
麻倉もも「僕だけに見える星」の所感ー恋の歌のその先ー
どうも。
しがないオタクやっております。ケイです。
このブログを読んでくれているであろう方々はご存じかと思われますが、
11月11日に麻倉ももさんの8thシングル「僕だけに見える星」が発売されました。
(各サブスク等でも配信されています。今回はフルでMVも視聴できます!)
「柔らかな印象と共に、曲へ思いを馳せたくなるような素敵な世界観」をもつ麻倉ももさんの楽曲が大好きな僕としては、
居ても立っても居られずブログを書き始めた次第です。
表題曲とCP曲、一つずつ僕なりの感想を話させて頂ければと思います。
それではいきます。
1.「僕だけに見える星」
まずはもちろん表題曲。
ラジオやYouTube等で発売前から聴ける機会が多かった一曲です。
前説として聞く前の印象をお話させてください。
正直なところ、
「恋じゃないもちょって何ぞや!?」という思いがありました。
ある種おっかなびっくりしているところがあり、
本格的に感情移入していくのは発売日後でいいな…と思いながら過ごしていました。
そして、来る発売日当日。
聴いた瞬間、
「なんだよこの名曲は????????」
という衝撃が僕に走りました。
名盤が過ぎる
— 東雲 ケイ (@keiSAN_71) 2020年11月10日
(その時のツイート)
正直なところ「恋」じゃないからといって、僕は大変失礼ながら、「麻倉もも」を侮っていたのかもしれない。
そんなもんは一切合切関係なく。
この曲、言うまでもなく「麻倉もも」の曲でした。
では、実際に楽曲に対し僕が抱いた印象について。
曲調や歌詞の世界観としては、爽やかさと切なさが同居するといった感じ。
今までの彼女のスタイルとは異なっているのは確か、なんです。
ですが、根本として
「誰かの気持ちを歌に乗せる」という芯の部分が一切ぶれていなかった。
Agapanthus以前では、「誰かの恋」の物語を代弁し。
僕だけに見える星では、「誰かの心」に寄り添って。
言ってしまえば、「歌に気持ちを乗せる」だなんて当たり前のことかもしれないけれど。
それが、麻倉ももさんであれば、自分でない誰かの気持ちに対して、というところが大きなウエイトを占めていて。
優しく寄り添い歌い上げてしまうのだなと、今回思い知らせられました。
「恋」という自分ではない誰かの気持ちを歌い続けてきたことが、
人物像すらあやふやな「僕」の思いを乗せて歌うことに繋がっているのだと、思っています。
2.「あしあと」
続いて今回のとんでもCPについて。
正直なところ、僕自身は
「大分攻めたなあ!?」
と思いました。
ぶっちゃけたところ、そんな驚かなくても「Twinkle Love」「Agapanthus」なんかでウィスパーボイスやってるでしょう、という話なんですけど、
そこだけではなく。
僕の衝撃は何よりも「もちょラップ」なんですよね。
かわいい声の人がラップやっとこんな破壊力あんの!!!???
えぇ!!!!!!!????????
という感じでしたね。これマジ。
相当荒ぶってしまいましたが、加えて外せないのが
「日常」を切り取っているということ。
「恋」についてを歌に乗せる、となると、(現実味のある部分は捨てきらずとも)やはりある程度ポジかネガに振り切るのが一般的、だと思っています。
でもこの曲は、
ありがちな現実をゆったりと捉えていきながら、「明日も頑張っていこうかな」と、
テンション感を著しくぶれさせることなく歌い上げる曲という印象を受けます。
そして優しく、寄り添うボーカル。
アルバム「Agapanthus」で蓄積されたもの、継続してきたもの、そして今回の「寄り添う」というコンセプトが見事にマッチした、
素晴らしい一曲だな、と思いました。
○総括ー8thシングルから感じた、「寄り添う」ということー
今回のシングルを通して、やはり僕が感じたのは、
今までとは違うようで、でも変わらない「麻倉もも」ということです。
インタビューでもお話されていますが、
Agapanthusというアルバムで恋の歌が一区切りとなった一方、ライブはまだ(11月14・15日に公演予定)終わっていないという現状を受けて「寄り添う歌」という選択をした麻倉ももさん。
恋の歌では「同年代の女の子を励ます」という気持ち(365×LOVEインタビューより)を届け、
「僕だけに見える星」では、誰かの心を温めてくれるような歌を届けてくれています。
そこには、自分ではなく他者を想いやる、麻倉ももさんの優しさが何よりも現れているのではないかと僕は思っています。
ライブでお目にかかる機会があった暁には、印象が変わることももちろんあるかもしれません。
それでも僕は、初発の感想も一つの思いとして大切にしていきたいな、と思っています。
それでは。
今回参照させて頂いた記事など