麻倉ももLive 2020"Agapanthus"に寄せて
どうも。
しがないオタクやっております、ケイです。
今回、LAWSON presents 麻倉もも Live 2020 "Agapanthus"に両日参加してきました。
主に2日目の事にフォーカスしていきながら、僕が麻倉ももさんから受け取った想いを、綴っていければと思います。
- 公演前の所感
- 公演開始-春の手紙-
- 届けたい思い、届けられない気持ち‐夏の手紙とその後の手紙‐
- 後半パート‐全身で弾けるターン‐
- ラストと始まり‐「恋の歌」のその先‐
- 麻倉さんの思いから考える「これから」
公演前の所感
まず、このお話から。
10月某日、僕の元へ唐突に通知がやってます。
LAWSON presents 麻倉もも Live 2020 "Agapanthus" 開催決定!!
マジで!?!?!?
頭で考える前に気づいたら申し込みをしていました。
何故か、という部分については下記の記事等にてお話させて頂いておりますが
トラセ④ 麻倉ももさんと「パンプキン・ミート・パイ」「ユメシンデレラ」 - ケイのひとりごと。
麻倉もも「僕だけに見える星」の所感ー恋の歌のその先ー - ケイのひとりごと。
僕が未だ見た事のない、「麻倉もも」のライブとはどんな感じなんだろうか?
「恋の歌」という優しくて遠慮がちな彼女が見出せた軸が、どう表現されるのだろうか?
「Agapanthus」の世界を、どうやって表現していくんだろう?
といった期待を抱き、抱いての…
不運すぎるライブ中止。
仕方ないという感情と、流行病を許せない感情と、やるせない感情とかが、ぐっちゃぐっちゃに混ざり合って、どうしようもなくなってしまった記憶があります。
「もう、Agapanthusが日の目を見る事は無いのだろうか」と何となく思っていた所でのライブ開催、となれば
もう衝動的になる以外ありませんでした。
その後も(極めて個人的な)忙しさがありましたが、気付いたら当日になっていた次第です。
ここから、実際のライブ内容やについてお話させて頂きます。
公演開始-春の手紙-
Agapanthusのイントロから公演が開始。
モニターに映像が映し出され、麻倉さんがペンを手に取り便箋に文字を書くところから物語は始まる。
文字ではなく声で内容を伝える形になっており、
新しい生活には慣れたかということ。
アガパンサスを育てているということ。
最後に、蕾が膨らむ頃にまたお手紙を書くということ、が伝えられると映像は暗転した。
1.Agapanthus
幕が開く。
MVにもあった「Agapanthus」の世界が、ステージに広がっていた。
目の前に麻倉さんは居らず、
幻想的な動物たちと、その上の高台に咲くアガパンサスの花畑の中に映し出されていた。
「恋の物語」の始まりを予感させる、童話のような世界観がそこにはあった。
まさにライブの幕が開けた事を実感させてくれる「Agapanthus」という楽曲だったが、特筆すべきは1日目のことだと思う。
この日のAgapanthusは歌い出しから麻倉さん自身が感極まっており、2番のサビ前には声が出せなくなってしまうなど「涙する姿」が印象的だった。
この事について個人的予測を述べさせて貰いたい。
3月から猛威を払い始めた感染症の影響により、無念のLive2020"Agapanthus"中止。
彼女は、そんな中でもファンを思いやりながらこれでよかったのだと「自分に言い聞かせながら」想いを発信していた。
状況は幾ばくか好転し、その後開催に漕ぎ着ける事はできたものの、感染症を克服しきれた訳ではもちろん無い。
声出し禁止、原則着席等の世情に合わせた厳しいレギュレーションを設けてとなった。
制限を設けたとしても、個人の状況や考え方等によってライブに参加することが難しいファンも存在するのが厳しい現状。
これらのことから、麻倉さん自身は「不安や恐怖」を感じたと当日のMCでも話している。
もしかしたら人が入っていないかもしれない。
上手く盛り上がる事もないかもしれない。
そういった思いで一杯になってしまっていたとのことだ。
しかし、幕が開けた時、麻倉さんの目の前にいたのは、
着席可能な席を埋め尽くすファン。
制限がある中でも、必死にエールを送ろうとする姿。
少しでも想いを届けようとする、私たちの姿があったに違いない。
その様子を見て、「ライブがやれて本当に良かった」「無言なんてなかった、安心した」という想いから肩の荷が降り、喜びや安堵の涙を流したのではと思う。
ここまで述べてきたことはあくまでも予想でしかないが、麻倉さんが報われて本当に良かったと思う。
最終的に、お城の上で麻倉さんはこの曲の歌唱を終えた。
原曲にはないアウトロと共にAgapanthusの世界は幕を閉じる。
幻想的な世界を映し出していた白い幕が落ちると、そこには。
戦隊もののような衣装に身を包んだ麻倉さんの姿が。
疾走感のあるナンバーの始まりだ。
2.スマッシュ・ドロップ
この曲の特徴といえばテンポの速さと激しいダンスだと思う。
イメージカラーの桃色に身を包んだ麻倉さん、黄・青・緑・紫の麻倉さん同様のモチーフに身を包んだダンサーさんの5人が織りなすパフォーマンスは、自然と見るもののテンションを上昇させてくれる。
そして、ここで述べさせてほしいのが目まぐるしく変わる振り付けをいとも簡単に熟す麻倉さんのパフォーマンス。軽やかに動く麻倉さんの姿からは難しそうな素振りは一切感じられない。が、前述した通りテンポが速く歌うだけでも大変なのでは、という所で、麻倉さんは声量もダンスのキレも一切落とすことなくやってのけていた。麻倉さんのほんわかした雰囲気で彼女を語ることは出来ないと言える、「プロ」としてのパフォーマンスがそこにはあったと思う。
3.カラフル
続いてもテンポが速く、盛り上がれる曲が登場。
曲調のお陰で、テンションはさらに上昇。「ひたすら上げちゃってどうすんの!?」という感覚は確かにあったし、正直、限界突破し始めた感覚もあるかもしれない。何より、この曲はYouTubeにて振り付け動画が公開されたこともあり、「絶対にノってやる!!」という決意も強かったこともあった。サビ前は常に身構えながら燃えている状態だった。なんか既に恐ろしい。
サビ中はとにかく振りコピに真剣。所々間違えてしまいながらも、麻倉さんと一緒の動きが会場全体で出来ているという一体感に「これがライブ!!」という喜びを感じた。
振りコピは、いいぞ。
4.トキメキ・シンパシー
麻倉さんから「今日は思いっきり楽しみましょう!!」という言葉が。
上がりまくったテンションに対しこれは卑怯が過ぎる。
この曲については、とにかくクラップの多さが特徴。メインステージからセンターステージへと動く麻倉さんを見ながら、クラップを一緒に刻むのは楽しいという言葉では片づけられないレベルだった。
また、振り付け、モニターのエフェクト共に「ハート」が多いのも特徴として挙げられる。「トキメキ」と掛かっていることは言うまでもなく、「恋」だとか「可愛い」とかいった想いや感情に直接働きかけてくるのが本当に反則であると感じた。
恋の始まりを感じさせ、「恋って楽しいな」という女の子の気持ちを歌っているトキメキ・シンパシーに対し、3曲目までで雰囲気を作ってからの「ライブって楽しい!!」と感じさせるための一曲として、絶大な効果を放っていたと感じる。
MC
まずは麻倉さんからの「ライブへようこそ」というご挨拶。
元気ですか?という問いかけがあり、我々が返事をすることは叶わないものの、「元気そう顔」という麻倉さんの言葉をもって相互の生存確認となった。
今日が初めて麻倉さんを見たという人の確認も取っていた。
今日が初めてだという方は百人程度、という感じだったため、驚きと喜びの混じった反応を麻倉さんは見せると共に
「(生の麻倉ももは)こんな感じです」
「現実はこんなもんです」
という衝撃発言がライブ開始間もなく飛び出してしまう。
また、このようなご時世のため遠くから来ている人にも(確認後)足を運んできてくれていることに喜びつつ、気を付けながら楽しんで、という言葉をかけていた。
続いて、昨日から当日にかけてまでの話があった。
一昨日は緊張で中々眠れず、結局就寝できたのが3時半だった、ということがあったものの、それらを払拭出来たことで昨晩はぐっすり眠れた、というご報告。
あったかい空間を作れてありがとう、の言葉には声の代わりに大きな拍手で返すファンで溢れていた。
また、Peachy!の時同様、今回もスタッフからの差し入れが冷蔵庫に入っていたとのこと。麻倉さんはそのことに喜びつつ、「どうして知っているの!?私の好みを」と驚いていた。差し入れの中にはお酒も入っていたそうだが、「お酒は飲まなかった」とのことで、その報告へファン一同は欲求へ勝ったことに対する拍手を惜しみなくあげた。(麻倉さん自身は”拍手してくれるんだ”と喜びつつも若干動揺していた)
”お酒”と関連して出てきたのが「打ち上げ」について。
感染対策から「一人打ち上げ」をするのかな?と予想する麻倉さん。そして、擁護に見せかけた無残な一言。
「お友達が居ない方でも大丈夫」
「別に打ち上げ参加しなくてもいいしという人にとっては気楽」
その通りだけど!!その言い方はオタクに効くって!!
そして、「ライブが終わった後美味しい一杯が飲めるように」という誓いを立てて一区切り。
続いては2ndアルバム「Agapanthus」の話。
恋の歌を詰め込んだこのアルバム、「共感できるものはありま…あるのかな?」という若干不穏な問いが麻倉さんから飛び出す。それに対し、ファンからの拍手を聴くと
「あるんだ、いいね」
「それがリア充ってやつだ…」
という反応。麻倉さん………
なんとも悲しい気持ちになってしまうが、トークはまだまだ続く。
アガパンサスについて知っていたかということから、育ちやすい花ということで(麻倉さん宅のはまだまだのようだが)、「心の余裕」があったら育てて欲しいとのこと。(なお、麻倉さんにはないか、と即座に呟いた。合ってるけども。)
ラブレター、愛の花という意味があるんだそう。(このことについては既知の人も多かった)そして
「ラブレター貰ったことありますか?」という中々に辛い問い。
即座に「ないか。」という否定。
更に、「じゃあ書いたことは?」という追撃。
「それもないかなあ」と言われてしまい、多分殆どの人は死んだ。
告白、というと最近はLINEで済ます方も多い中、直接言うことに意味がある、には僕も納得だった。(告白したことないけど)
「みんなには無縁だと思うけど」は中々に効いたが(勝手に言ってごめんねってフォローして貰えたのでセーフ)、「ファンレターだったらあるよね、私とか私とか私とか私とか」で(僕はまだないけど)どや顔を伺えてとんでもなく満足。
ファンレターについては「中々会えなくても元気づけられた」「(麻倉さんは)常に受け取る側だったけど、温かい気持ちになった」「書く側もそうなれる」という、非常に柔らかい雰囲気のまま、昨日にもあった次の楽曲へと移る言葉が始まる。
「目を閉じてみてください」
「それぞれの手紙を書きたい大切な人のことを思い浮かべてください」
そうして、会場は暗闇に包まれた。
届けたい思い、届けられない気持ち‐夏の手紙とその後の手紙‐
モニターに映像が映し出される。
新緑の季節になったということ。
こんなにも会えない日々が続くなんて、と。
日常が実は特別だったということ。
あの頃は、カラオケで歌ったり踊ったりをしたこと。
忙しい間の息抜きは出来ていますか?という問いかけ。
最近はスクラッチアートにハマっているということ。
削ると模様が浮かび上がってきて、笑っていたあの頃を思い出すということ。
ご飯と手洗いはしっかりね、という忠告。
一緒に植えたアガパンサスの花は元気ですか?という問いかけ。
咲かない花は無いよね、開くといいなあ。
の言葉で手紙は締められた。
5."さよなら"聞いて。
結婚しました。(推しが)
何が?という感じにしか思われないかもしれないが、麻倉さんがウエディングドレスに似た記事の白い衣装で登場。多分結婚式にしか見えないファンが大量発生したことだと思う。僕は思った。何なら自分と結婚したと思った。
花道がもうさながらウエディングロードにしか見えなくなるわ、(白いライトのせいで)麻倉さんが後光の指した女神に見えないわで大変だった。
まあ目の前通り過ぎるので結婚とか絶対ないんですけどもね。
曲としては「初恋の人へ届ける今の私の幸せの歌」という楽曲だが、ライブでの役割は「遠くの人へ届けたい思い」という役割を担っているのではないかと思う。
「初恋の人」はもう「忘れた存在」であり、楽曲の中の女の人の近くにはいない。だが、そんな彼に対し届けたい想いがある。
このセットリストにおいては、「遠くの誰かに伝えたい幸せ」を届けるための位置づけなんだろうな、となんとなく思っている。
6.Twinkle Love
このライブにおいて僕の中での価値観が変わった曲。
というか、この曲の世界観を完璧に表現するためのセットが本気すぎる。
ソファーにハート型のクッション、小さなデスクとチェアー…限界必須。
ソファーに顔を埋めながら歌う麻倉さんのいじらしさは半端なものではないし、
この曲自体が「会えない時間のもどかしさ」を歌っている曲でもあるので、その相乗効果で「可愛さ」が限界突破してたと思う。
何よりも一番「危なかった」のがデスクの上にあった小型PCを開いた場面。
モニターを見ると、そこには、、、!!
ガチ恋距離のもちょ!!!!
多分モニター観測できた人は全員死んでる。俺は死んだよ。
「可愛いなあ」で済めば良かったものの、とんでもなくアップで麻倉さんを見れたが故に生存できなかった。曲の立ち位置も「届けたい」という側面がありながら「届けられない」というジレンマをもつ曲な訳なので、正気で聴くのが難しい一曲と相成った。大好きです。
7.星空を想えば
前日は「ずっと君のことが好きなんです。」だったため、日替わり楽曲となったこの曲。
1日目は(恋愛的な要素多めの)青春だなあ、と思った曲だが、この曲は「恋愛」ではなく「みんな」という歌詞から見える「仲間」との青春を感じられる一曲。
ゆったりとサイリウムを左右に振り、メロディーに想いを馳せる。なんとも素敵な空間だったな、と今は思っている。
夜空を見上げて仲間のことを想う、という歌詞だからこそ青春を回顧し思い出に耽りたくなる曲だった。
8.花に赤い糸
続いても日替わり曲。(1日目はさよなら観覧車)
明日は君と。のCP曲で映画の挿入歌。
「麻倉もも」の初期曲でありファンの人気がとても高い曲(僕の体感)。
恋愛のもどかしさや甘酸っぱい想いが「花」に喩えられた、胸に響く一曲。
(大変お恥ずかしながら)すぐに僕は曲名が出てこなかったのだが、サイリウムの色が「赤」であることを確認して理解。
「あ、やべえの来ちゃったわ」と思った。
ここからはもう感覚でしかないが、会場が赤いことも相まって熱量が特に高くなっていたと感じた。人気のある曲なのはもちろんのこと、「想いを届けさせて欲しい」という強い願いが込められた一曲を、ここで持って来たことに何よりも価値があるのでは、と思う。
1日目の悲しみを歌ってからの繋ぎも好きだが、2日目のこんなにも届けたいのに、、、という苦しみみたいなものを感じさせる繋ぎが特にいいな、と思った。
曲前MC
再び暗転した後、わずかな光に灯された、メインステージに立つ麻倉さんの独白が始まる。
「今年は私にとって、当たり前が当たり前じゃない年になった」
「突然変わったことに対する心配や不安が募る日々だった」
「日常はありがたかったのだと考えさせられた」
「想いが伝えられずもどかしい日々が続いた」
「みんなに”伝える”曲を」
黒一面だったステージの後方から、眩しいほどの白い光が差す。
9.今すぐに
真打登場。
緊急事態宣言下の辛く苦しい状況だった僕らに、直向きに、強く、寄り添ってくれた一曲。実際は遠距離恋愛をしている人を歌っている曲な訳だが、あの頃は状況が状況だった訳で、心に深く刺さった曲だった。
ライブでも深く突き刺さるであろうことは何となく予想出来ていたが、
暗闇の中強い光に照らされる麻倉さん、
「想いを届けたい」と訴える曲が続いてからの「想いを届けたいけどできない」という本楽曲の悲しみを引き立たせるセットリスト、
直前の告白。
全てが、この曲の「強さ」を正面からぶつけるためのパーツとなっていた。
また、この曲の歌唱中にあった演出の中で、特記したいのが「オーロラ」。
七色に変化するオーロラは幻想的で孤独を感じさせる曲の世界観とも非常に合うなと感じた。
ではなぜ、オーロラなのか?
ここに明確な意図を見つけるのは難しいが、オーロラが発生するのは地上より100km以上離れた大気圏外とのことらしい。つまり、「どんなに離れていても、想い合っていく」という感情の表れなのかもしれない、と思った。
曲の全てに意識を奪われた、と感じる時間を過ごした。
二つの手紙
一つ目は、「今すぐに」の補完のような内容。
合えない時間が長くなるほど思いは募る。
「今すぐに」でも会いたいけれど、我慢しなければいけないことが辛い。
本当はもっと早く会えると思っていたけれど。
同じ空の下、手紙で思いを伝える。
アガパンサスの花開く頃、会いに行きます。
二つ目が、「会えるようになった」時間の話。
季節が変わって、街が賑やかになってきた。
風邪なんて引いてない?無理はしちゃだめ、という忠告。
いよいよ待ちにまった会える日。
なんだか緊張しちゃう、とのこと。
でも、大きな声なんてだしちゃ駄目。
きっときっと、嬉しそうな表情や視線で伝わるから。
ご飯を食べた後は、お買い物に行って、ライブに行こう。
ライブは2年ぶり。
熱気や一体感は、まるで魔法のよう。
振り付け動画見て、毎日練習してきたし、
アルバムも春から聴きこんできてるから、
今度のライブがとっても楽しみ。
アガパンサスが華やいできました。
花束にして持っていきます。
映像が終わると、センターステージから現れたのは…
10.Good Job!
赤チェックを基調とした衣装に身を包んだ、麻倉さん!
ウキウキとした気分にさせてくれる、1stアルバムではリード曲となった印象深い一曲。
これはもう、喜びを表現する方法として、100点をあげても低すぎるレベルだと思う。
この時の僕は、ステージにいる麻倉さんと一緒に全身で喜びを表す他なかったんだけれども、集約すると「ライブに来れて良かった!!」という感情が一番湧き上がっていたと思う。
一緒にサムズアップできたこと、麻倉もものライブに来れたということ、全てが嬉しくて幸せでした。
後半戦前MC
まずは、衣装を変えてきたというご報告から。
「かっこかわいい」という本人の弁、そのままでした。
「ホレホレタイム行くか」という「仕方なくやってる感満載」の言い方からの、「ホラよ」「ホレ」は最早ご褒美でした。
変わって、ライブ内容について。
「手紙」をテーマにここまではやってきたということで、「しっとり」「大人っぽい」もちょをお送りしてきた、とのこと。
加えて、映像中に出てきたご存じ「ももがみさま」についても話が。
「あの顔、煽ってない?」という今更感が凄い麻倉さんの気付きやら、「顔を傾けることによって四季を表現していた」というトンデモ要素までお話があった。
突然話題を変え、 チリトマトについても話が。
幕張周辺にあるとあるコンビニから在庫が消えたという報告がマネージャーさんからあったらしい。麻倉さん本人は驚いた、とのことだが、肝心のチリトマトは「売上四天王」から陥落した現状。運動後に食べたくなる味なので最近は食べられてなかった!という懺悔もあった。
この食べ物の話から、ファンが麻倉さんと同じ飲食をしたがる問題へと派生。
残酷な発言(褒美)が沢山あったので羅列すると、
「よく買うよね」
「(私だったら)絶対欲しくない」
「不思議(嬉しい)と思う」
「いろはすのもも飲んだことない」
「(掲げるファンを見て)まだ絶滅してなかったんだ」
「俺がもちょだという輪を感じてくれてるのかな」
「(↑のことについて)嬉しくはない」
「楽しいのは嬉しい」
怒涛過ぎた。
最後に、今日はチリトマトを3個くらい食べたいので、いい汗かいて美味しく食べよう!で食べ物の話は終了。
そのまま、「麻倉もも」始まりの曲へと移った。
後半パート‐全身で弾けるターン‐
11.明日は君と。
この曲、ライブ中では今更僕が語れるようなところはないなあ、なんて思考で頭が一杯だった。
なんせ、「麻倉もも」のデビューシングルな訳だから、声もパフォーマンスも安定感が違った。ファン歴が浅い僕としては、「始まりって凄いなあ」という薄っぺらい感想と、「ここからまた始められるんだなあ」という仕切り直ってここからライブが展開されていくんだろうなあ、という期待だった。なので、細部が見れなかったのは心残り。
またの機会で、目に焼き付けたい。
12.秘密のアフレイド
イントロを聴いた瞬間、覚悟を決めさせられた。
麻倉さんが歌っている姿の格好良さは、衣装で保障されていたから。
演出を見た瞬間、更にその決意は強くなった。
ショッキングピンクや赤のライトで、その格好良さはバフがかかるであろうことが予想できたから。
結果、格好いい麻倉さんは様に成りすぎていた。
可愛いだけじゃない、「格好良くて熱い麻倉もも」を僕は目撃した。
色んな「恋の歌」を歌ってきた麻倉さんだからこそ、この曲を自分のものにしたのだと僕は思っている。
クラップの時間
別名・ご褒美タイム。
夢中でクラップしてたので詳細なことを書き出せず無念の極みだが、
2日目だからお花にゾーン分けしようとしたばっかりに、黄色は「向日葵」、赤は「薔薇」とスムーズにいったに関わらず緑で躓いてしまい、麻倉さんから出てきた言葉は「雑草」。(緑の花なんてないでしょーー!!とは本人の弁。じゃあなんでお花にしたんだ)
挙句、執拗にクラップさせるなどやりたい放題。
「お前ら雑草だろ」
「やれよ」
「滑稽だなぁ?」
という罵倒のオンパレード。(僕は雑草だったので腹筋崩壊必死だった。本当にありがとうございます)
最後は「花と草の大合唱」と銘打たれた全部の手拍子が重なったところで一区切り。
続いて振り付け指導が入り、全体で習得出来たところで次の曲へ突入!
13.Shake it up!
曲が始まった瞬間ジャケットを脱ぐの反則。
楽曲についてはとにかく軽快でノリノリなダンスが特徴的、
というか全然僕の中でこれといった印象をもっていなかったので、いい意味で裏切られた曲。
事前に指導して貰えた振りも使ってノリに乗れたし、かがんで手を振る「fu-!fu-!fu-!」前の振り付けは見てるだけでも楽しすぎるし、いっせいのーせハイジャンプ!でそのまま飛びかけたしで大変だった。
全身で動くことが許されたその日のには、(周囲に迷惑を掛けない程度に)動き回ってやると決意した一曲になった。
14.とくべつイチバン‼
更に心のBPM上昇する曲持ってくるのね、やってやろうじゃねえか!!という心持ちにさせた一曲。
もう半分意識もってかれてたので詳細なことはまたもや書けない訳だけれど、「楽しい」が割り増しだったのは確か。
後は、振りを覚えておけば…‼というちょっとばかりの後悔もあった。なんせ、(振り付け練習動画は無いけれど)振りをやっている人が多い気がしたし、ノリがいい曲なので、一緒に乗れたらめちゃくちゃ楽しかったのでは?という思いが強いから。
次回ライブで聴く機会があったら、サビだけでも踊ったろ…と思った曲だった。
15.妄想メルヘンガール
アルバム「Agapanthus」における僕が一番大好きな曲、やっと来る。
この曲はコロナ禍においても盛り上げるための工夫が随所に施されていた。
まずは「コール募集」。声が出せない状況下において麻倉さんの発案で行われた企画。当日は男性パートと女性パート、混声の全3パートに分かれて実装。
自分の声が気持ち悪かった地獄が勝手にやってきたりもしたが、「全員で」という一体感は何にも負けなかったと思う。
続いて、「振り付け動画」。全員で同じ振りを行うことで、更に一体感が増した曲になったに違いない。
ここまでやっても、もちろん本領は発揮できていない訳だから、末恐ろしいといったらない。ダンサーによる妙にダサい振り付けなど、最高の材料は揃いに揃ってる訳なので、未曾有の感染症を越えた先に、期待したい。
16.Fanfare!!
え、M・O・M・Oしてもいいんですか!!!!!??????
1日目の感情は本当にこれでしかなく、テンションアゲアゲできたパートにおいて相応しい曲であるのは間違いないから変ではないけれど、この環境において勝てるのか…?という戸惑いもあった。
結果、死ぬほど楽しい。
声が出せないことによる制限された感覚は否めないけれど、僕らのために「もっと!」と煽ってくれる麻倉さんのお陰で振りに集中できたので大満足。
ここまで一貫していることだけれど、僕らを楽しませようとしてくれる麻倉さんの姿勢に感謝しかない。
息つく暇もなく、駆け抜けさせて貰った。
ラスト前MC①
駆け抜けてきたここまでの中で、ピックアップ。
妄想メルヘンガールのコール募集について。
恥ずかしさから出来ない(近隣の目など)、と思っていた所で、思った以上の沢山の募集があって嬉しかったとのこと。
「良かったね野郎の声だけじゃなくて」という謎のダメージも喰らわされたが。(すごくいい意味で重低音が、というフォローも頂きました)
リハの時から一人じゃない、という安心と本番のような気持ちでやれたという嬉しいご報告があった。
そして、ライブの終わりが近づく。
「次で、最後の曲です」
ラストと始まり‐「恋の歌」のその先‐
ラスト前MC②
まずは発売されたばかりの「僕だけに見える星」について。
女性目線の「恋」ではなく、今までにない一人称を「僕」にしぼやかした歌となった一曲。色んな人に共感して欲しいとのこと。
また、カップリングの「あしあと」も新鮮かつ新たな挑戦となったとのこと。
よりファンに寄り添い、寄り添うことで力になれたら、と話していた。
最後の曲は歌詞が素敵なので、ゆったりと世界観を楽しんで下さい、と話すと最後の歌が始まった。
「聴いてください、僕だけに見える星」
17.僕だけに見える星
今までにない「麻倉もも」の曲で、この時代だから生まれたというこの曲。
セットリストに組み込まれない訳はないだろうし、来たら感動だなあと考えていた僕。
実際、感動なんかで済ませられない曲だった。
まず、歌詞がモニターに表示され、「読んで!感動して!!」と言わんばかり。感情の閾値がぶっ壊れる。
麻倉さんの歌唱も正直言って今日一番に響いてる、と呆気にとられるばかり。インタビューでは「難しい」とお話していたのに、声量も音程も安定しながら力強くこちらへ訴えかけてくるもんだから防御のしようがない。
演出の光も眩くて、もう何にも代えがたい。
この声がここで聴けて本当によかったと、感謝する他なかった。
18.No Distance
拍手でのアンコール開け、まさかの日替わり曲。(1日目はパンプキン・ミートパイ)
Social distanceに一石を投じる(投じてない)名曲、堂々登場。
こんな世の中だからこそ、誰かと寄り添って頑張りたいと一層に感じさせてくれる「No Distace」に、多分全ファンが感動の嵐だったと思う。
正直、運営が解釈一致しかけてきて辛いまである。
Twitterトレンド入りの勢いは、絶対に嘘でもまやかしでもなく、僕らが望んでいた一曲だったことを刻み込んだ事実だと思っています。
19.ユメシンデレラ
この曲来なかったら家帰って泣いてたまである。
アンコールきてよかったなあ、という幸せを感じさせてくれた一曲。
とにかくステージや花道を行ったり来たりしたのが印象的だった。
「ねえ付き合って」は恥ずかしくて直視できなかったので、またの機会にしっかり目に焼き付けたい。
多幸感マシマシすぎて集中して見切れなかったのが後悔。折角の思い出の曲なので、本当に、次こそは、という感じである。
アンコールMC
No Distanceの選曲理由について、やはり「ソーシャルディスタンス」が起因したとのこと。「心はNo Distance」「どんな時でも私が側にいるよ」の言葉は、本当に温かさで一杯になった。
ライブ通して、僕らがマスク越しでもいい笑顔だったと分かったとお話もしてくれた。
そのまま告知へ。
ももクッションに関しては、「おしゃべりももクッション」(いくらすんだよという本人のツッコミ付き)「本当に人を駄目にする素材のクッション」といった野望まであるとのこと。皆さんの声が欲しいとのことだから、買おう!!
また、生配信決定もここで発表。
「拍手した人は絶対見ろ」という強迫付きだった。
そして、ライブ前を振り返る麻倉さん。
最初は無言・無表情で、拍手もまばらかもしれなくて、不安だったと。
でも、拍手は練習してきたかのようで、一緒に作ろうという気持ちを受け取ることが出来たとのこと。
最初は怖い・帰りたいという気持ちで一杯だったけれど、今は「帰りたくない」と思うまでに変化したとのこと。
「こんな素敵な時間をくださってありがとう」という、こちらこそ声があったらありがとうと返したかった、最早有難いだけじゃ返せない感謝まであった。
次のライブでは、声有りがいい。「MOMO」や「妄想メルヘンガール」を全力で、みんなで声出してやりたいという、全員の希望の話も。
その時は絶対来てくださいね、と言われてしまったので、絶対に行きたい。
最後は、麻倉さん自身が「恋の歌を歌いたい」という、やりたいことが分かり始めたという曲。
ここからが始まりだけど、ここから始まりだという思いも乗せて。
曲名が分かった瞬間、僕は両日ともに、拳を握りしめ感謝した。
20.365×LOVE
反則級に可愛い麻倉もも、見参。
可愛い人が可愛い曲歌ってんだから当たり前だろうが!!という心の中の僕が勝手にキレ散らかす程、語彙なんて消失させる、僕が声優アーティスト「麻倉もも」の曲の中で一番好きな曲。
なんかもう振り付けとか存在とか全部が可愛かったし、記憶しようとする前に全身で弾け飛ぶことを選んでしまったのでそれらしい記憶は殆ど残っていない。
ただ一つ、言えることは
「ここまでもちょを見れてよかった」ということだったと思う。
最後、イヤモニを取って「また会いましょうねー!!」という言葉を麻倉さんが叫び、ライブは全公演が終了となった。
麻倉さんの思いから考える「これから」
以上がライブの感想でした。
(長文過ぎて斜め読みされてそうな気しかない)
本当に思いを頂いてばかりで、「じゃあ僕は一体何ができるんだろう?」という感情で一杯な現状です。
正直、難しいことを考えようとしてもファンとして出来る事なんて限られている、という僕の持論はいつも揺るがないんですが、
こんな状況下において開催できたことは奇跡に近いと思うし今後も記憶に残り続けるだろうから、何か標を残しておきたいと思いながら後書きを書いています。
そこで言えるのがやっぱり麻倉さんに感想を届けて、その先も応援していくことなのかなと。
ファンレター自体中々書けていない僕が前者をどこまでやり切れるか分かったものではないし、言ってしまえば後者なんて当たり前のことかもしれないけれど。
「恋の歌」の世界観を見たいと願っていた僕が、やっとの思いで見れた世界は何にも形容しがたいほど、最高だったからこそ。
好きなものへは正直に居たいのが性なので、今回感じた喜びを抑圧することなく、外へ外へと表現していきたいな、と思いました。
最後に。
麻倉ももさん、最高のライブをありがとうございました。
それでは。