Double the Cape に寄せて
どうも、ご無沙汰しております。
しがないオタクやってます、ケイです。
今回、LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”に両日参加してきました。ライブを経て、TrySailの3人から受け取った熱き想いを、言語化していきたいと思います。
- 公演前の所感
- 公演開始-新たな航海の始まり-
- 更なる航海へ
- 航海は一休み、ゆったりと進むパートへ
- 新境地へ向かう-新機軸のTrySail-
- 怒涛の後半戦-岬を目指して-
- またここに集まろう-再出発のアンコールパート-
- ライブを経て‐僕が抱いた思い‐
公演前の所感
2021年を迎え、最初のTrySail生配信。そこで、今回のライブが開催決定と告知されました。
正直、当時の心境は嬉しさ半分、不安半分といったところ。
「久しぶりのワンマンじゃいよっしゃあ!!!!!」という気持ちと、
「…開催、できるのだろうか?」といった気持ちが同居していました。
素直に喜べなかった理由として、緊急事態宣言再発令、夏川さんのPre:2nd延期など、ライブが問題なく行えるとは思えない、マイナス要素がいくつもあったからです。
しかし、待てど暮らせど延期も中止も発表されず、気付けば公演に向けて頑張っているTrySailの姿が発信されるようになりました。
その際中で、1都3県の緊急事態宣言延長などネガティブなニュースも飛び込みましたが、「行くしかねえなこれは」と決意を新たにし、参戦した次第です。
今回にかける僕の思いはただ一つ。
初めてのトラセ単独をこの目に焼き付けるということ。
期待を胸に、会場へ乗り込みました。
大音量で流れる楽曲と、波の音。
開演時間が近づくと共に、段々と暗くなっていく灯台。
最後は、波の音も消え去り、やっとたどり着けた「ライブ」への思いを強くさせる、「TryAgain」が流れて幕が上がりました。
ここから、実際のライブ内容についてお話させて頂きます。
公演開始-新たな航海の始まり-
「新たな航海へ舵を切ろう」と、再出発を感じさせるナレーションが入ります。
そして、ステージ上に現れた三人は…
朗読劇を始めました。
朗読劇
トラセの現場ってこういうことするんですか????(単独初参戦)
パシフィコ横浜で行われた1stライブではやったとか、風の噂で聞いてはいました。
まさか今回、本当にお目にかかれるとは思ってもみなかったです。
内容としては、1日目が「5年前、デビューライブ目前のパラレルなTrySailに会いに行く」、2日目が「5年後、月公演を目前に控えたTrySailに招かれる」
というなんとも訳の分からない劇でした(褒め言葉)。
終始笑いっぱなしだったんですが、極めつけは
「1日目、あんたどう考えてもそこまでピュアじゃなかったろって言いたくなる天さんの演技」
「2日目、何があったパートタイマー夏川もといナン子」
でした。
これリアルタイムでツッコめって言われたら絶対息続かないよね。
後シンクロ率とか、枚挙に暇がない感じだと思うんですが敢えて伏せさせて頂いて。
劇中では多少なりとも波乱が有りましたが、どんな形であれ3人は結束しこれからも活動していくんだろうなあ、という暖かな気持ちにさせてくれたところで劇は終わります。
ロングコートを脱いだ三人が準備を始め、メインステージ上に降ります。
三人が掛け声を上げ、ついにライブの開幕です!
1.Sail Out
開幕を飾る、TrySailで言うならば「出航」と言える一曲目として、文句の一つも客に言わせない楽曲だと、個人的に思います。
実際、単独ライブ初参戦の僕としては、「TryAgain」なんかも候補に入るのでは?と思う所でした。ですが、ライブ中、歌詞が耳に入る度、「これしかない」と思わされました。同じ場所で、1年以上目にすることが出来ず、止まっていたかのように感じられた「TrySail」という船が、また動き出したのだと心の底から感じることができた瞬間でした。
これ以上のことを語ろうと思えば、僕個人の言葉じゃ蛇足になってしまうだろうと、そう思わされるくらい完璧な「漕ぎ出し」と言える1曲目でした。
2.Breve Sail
航海に繰り出した次は、更なる冒険へ!
後のほのぼのとした映像を見てるだけで楽しい曲でした。
「夜明けが近い」という歌詞を聞いた時、「やっと、彼女らが拝める日が戻って来たんだな」と強く感じました。
スキップしてる様子見るのが楽しすぎた、とにかくウキウキした曲でしたね。
3.Baby My Step/WANTED GIRL(日替わり曲)
航海じゃないな、別角度から攻めてきたな!?って思った曲群。
まずは1日目、BMSについて。
ライブまでは真剣に聴いたこともなく、「1stアルバムの中の一曲」くらいにしか捉えていませんでした。
だがしかし。
センターステージで突如2名が跪き、他1名を称えるかのような歌唱スタイル!!
後の映像では、ティアラのような装飾に囲まれたソロパートの歌唱姿!!!
「化け物やんけ…」という感想を抱きました。TrySailを舐めてはいけない。
特に天さんについては、膝をついている格好が様に成りすぎてるし、歌声が伸びていくパートが多い為、格好良いったらなかったです。今後、TrySailのライブに行く際は警戒すべき一曲であると認識しました…。
続いて2日目、WG。
3曲目にしてボルテージ上げまくって大丈夫ですか!!??ってなる曲でした。
サビのところ(長い長い~)のフリを会場全体でやることについては、えげつないレベルの楽しさが僕のことを襲ってきました。リスアニ!Liveで現地の衝撃を履修していたことが大きかったかもしれません。
今回の新たな発見として、2番の「メインキャストは私以外の他に居ないじゃない」という歌詞を、麻倉ももさんが歌うのが深く刺さりました。
人に気を遣うタイプで、優しさに溢れた人柄である故、どこか一歩引いた印象があるもちさん。
そんな彼女がセンターで堂々と「私が主役!」と歌い上げる姿は、長年追ってる訳じゃないけれど、「成長だなあ」と勝手に感動を覚えました。
あと、「踏み出したらプロローグ」で、最後語尾を上げるアレンジ加えてきたのが最高でした。福岡の女の人はやっぱ強いね。(もちょしか知らんけど)
MC
最初のご挨拶的な側面が大きいMCでした。
2日目を抜粋すると、
餅「全部出しきれ!!!」
天「今日も暴れていくよ!!!」
ナン「喜びや幸せを全身で表現します!!!」
と言っていた記憶。
また、何故5年後の夏川さんがナン子になってしまったのか、については
オーダーは大人っぽくだった→夏川さんの(演技の)引き出しがナン子しかなかった→それを受け台本の内容までナン子に寄っていった
とのことでした。(面白かったのでなんでもOKです)
あと夏川さんが「妖艶なもちを見てみたい」などと供述していました。安定の厄介です。僕も思ったけど
MCが終わると、会場が暗転しました。次パートへ移行です!
更なる航海へ
4.パーリー☆パーティー
初見時の僕は「陽キャの曲かな?」と思っていました、パーリー☆パーティー。
とんでもねえ偏見だよ。
この度「海を越えて」という歌詞をしっかりこの耳で認識し、その他を含め「冒険の曲」だと認識をアップデートさせるに至りました。関係者各位、誠に申し訳ございませんでした。
個人的にはマカロンドラゴンの実在に驚きました。現地で目にするまで聞き間違いの類だと思ってた節がある…()
またライブで聴いてみたいなあ、と思う曲でした。
5.Truth.
イントロを聞いた瞬間、「絶対に強い」と確信にも近いものを抱きました。
入りの天さんの歌唱、完璧過ぎる。
この曲は最初から最後まで、雨宮天さんの随所に光る歌唱力に引き込まれました。
こういった歌唱力にものを言わさせられる曲は、天さんの得意とするところなのだと再認識しました。
ダンスに関してもとにかく激しく難しい!といった印象を強く受けました。
特に、サビの右から左へ動きが伝染していくフリは、しっかりとシンクロしていて流石、の一言でした。
元々好きな曲でしたが、ライブだと更に化けるのだと今回感じました。
6.CODING
バックスクリーンに映る3人の姿を見て、体が沸き上がりました。
この曲、明らかに強い。
いきなり画面が三分割になり、真剣な眼差しと独特な手の動きが映し出された訳ですから。激しすぎますね。油断の一つもできやしないです。ライトの激しさもそれを助長させていました。
後はラスサビ前の叫び。
夏川さんの、シャウトにも似た高い声を突き抜けさせる歌唱が特に印象的でした。
久しぶりに味わったが故、再びの驚きと実家のような安心感がありました。
「夏川椎菜、温まってきたな!」という謎感想も抱きました。誰だよお前
それに負けじともちさんも叫ぶわけで、「麻倉負けるな!!」と思いながら見ていました。だからお前何者だって話だよ
それを最後天さんの歌声でまとめにかかる訳で、本当隙のない曲でした。僕の中では、今回を通して1番化けた曲かもしれません。
MC
ノンストップのダンスナンバーが終わったところで、MCへ。
天さんの「トラセはよく踊る」を聴いて、マジでその通りだな…と感じました。
ここでは楽曲やTrySailへ寄せられたメッセージを紹介するコーナーとなっていました。
当時の僕は殆ど聞きに入っており詳細な記憶がない為、細かい内容については割愛させて頂きます。
ですが、ファンの一人一人に熱い想いがあるのだということを凄く感じさせてもらいました。
同時に着替えパートの役割も担っていた為、麻倉・雨宮→雨宮・夏川→麻倉・夏川と担当が変わっていった訳ですが、
夏川「今日はストレートなんだね(厄介スマイル)」
麻倉「…だから何?」
というのが悲しかった印象的でした。(僕も夏川さんだったら同じこと言ってる)
後は3人が揃ったところで花道へ繰り出す、通称・代々木トラコレが素晴らしかったです。
2日目では(三人には予告なく)専用BGMまで用意され、その音にビビってるもちさんと夏川さん、動じることなくプロの如き振る舞いでランウェイをウォーキングした天さんが印象的でした。
(歩き終わった後の「おいで」、格好良すぎる)(1日目は夏川さんに押し付けてたのに…)
なんやかんやでもちさんも凄く様に成る歩き方をしており、「トラセすっげーなー」ってなってたところで、めちゃくちゃ不自然な夏川さんの動きにどこか安心した覚えがあります。ナンちゃん、頑張って。
シックな衣装の三人がセンターステージに揃ったところで、次の曲が始まります。
航海は一休み、ゆったりと進むパートへ
7.あかね色
お前、実在してたのか………!?!?
実に1000日以上ライブで披露されなかったというこの曲、イントロが流れた瞬間、会場全体が動揺していたような記憶があります。
僕も実際「あかね色はないでしょw」などとライブ前から勝手に決めつけていた為、正直2番の「あかね色を風を受けて進む」という歌詞を聴くまでは俄かにも信じられなかったです。
演出面に関しても夕暮れ時のような、暖かな光がステージ一面を包んでおり、その中で歌う三人の姿がとても映えていたなあ、と思いました。
最後の見つめ合う所で、少しはにかんでしまうのもまた、素敵なところだと思いながら、聴かせてもらった曲です。
8.Azure
更なる感動曲、最早僕の感情は召されてしまうかの如く極まります。
個人的な話をすると、「TrySail」というユニットを強く認識するに至った一曲で、思い入れの強い曲です。
開始早々、歌詞を聴いただけで涙腺に何かを訴えかけられ、サビでの輪になって踊る姿を見て限界を迎えました。僕もこの姿を忘れません。
9.明日も晴れる
まだ殺すのか…?
この曲もまた、パーリー☆パーティー同様、真剣に聴いた経験があまりありませんでした。
しかし、希望的な歌詞と心から安心させてくれるメロディー、何よりも推しの笑顔。
とんでもない3連コンボが決まり、気付いたら泣いていました。天さんが幸せそうで良かったです。僕も幸せです。
こんなキマっちゃってる話は置いておいて、何よりも驚かされたのは、会場全体のフリの完成度でした。皆本当に楽しそうで、僕も見様見真似でやってはいましたが、このフリコピが出来ていればまた違っていたんだろうなあ、と思いました。できれば次回は、備えておきたいです。
MC
声が出せない中でも楽しめるように考えてくださったセトリである、ということが夏川さんの口から語られました。
フリコピなど、お約束も増やしていきたいとも話していました。
TrySailとしては寧ろ物足りないと思っているのが天さんで、より進化させたいと話している麻倉さんを見ていると、
留まることを知らないんだろうな、このユニットはと思いました。
最後に、「次は最新シングルをお届けします」という天さんの一言で再度会場が暗転します。5年目にして新境地を迎えた、新たなTrySailの登場です。
新境地へ向かう-新機軸のTrySail-
10.うつろい
僕の再生履歴では、TrySailにおいて圧倒的再生回数を誇る「うつろい」。
混沌とした世界を表現した不穏なメロディーが僕の中でハマったが故であり、誰も見たことのないパフォーマンスがどのように披露されるのか、期待値の高い曲でした。
実際のパフォーマンスは、最早強いという言葉では言い表せない程でした。
バックの映像ではまるで色を失ってしまった世界にいるかの如く、ひたすらに白と黒に照らされた3人の姿が映し出されます。
ダンスの激しさもさることながら、エンドレスで轟かせ続ける、意志の強い歌声は僕の心を震え上がらせました。
この2日間しか見れなかったことが悔しいと感じられるくらい、圧倒的な世界観を見せつけてきた曲でした。
11.ごまかし
「うつろい」とは打って変わって、履修済みのこの曲。
個人的には、手で顔を覆う振り、左右に揺れる動きなど、他の曲とはやはり一線を画す印象のある曲でした。
作詞・作曲は渡辺翔さんですので、「TrySail」としては新しくも、ある意味安心できる曲の一つだと僕個人としては捉えている面があります。
「マギアレコード」を連想させる雰囲気が作られていたな、と感じていました。
12.コバルト/かかわり(日替わり曲)
一気に時代が巻き戻ります。2日間とも、全く違う角度から攻めてくる曲が来ました。
まずは「コバルト」。
イントロが流れた瞬間、「マジか…?」と呆気に取られました。
しかし、「果てない宇宙(そら)…」という天さんの歌声が聴こえたその時、会場で「コバルト」が流れたという現実を認知するに至りました。
実際、フルコーラスver.の歌唱は「あかね色」同様1000日以上振りだったとのことで、僕自身も「一度たりとも聴くことは出来ないだろう」と思っていました。
そこからはボルテージが一気に上がり、推しの姿すらまともに認識できない程に腕を振り続けた記憶があります。ただ唯一認識していたことは、不純も何もなく、ひたすらに格好良く歌い続けていた雨宮天さんの姿でした。
こんな世の中になった事は何一つ許せませんが、真っ直ぐな歌声をのせた「コバルト」が聴けたあの瞬間を、ずっと大事にしていきたいと思います。
続いて「かかわり」。
ファンの間では「2日目来るでしょ」と言われていたこの曲。予想通り披露されました。セトリの流れが完璧だな、と思いました。僕の中だと「コバルト」の印象が大き過ぎて明確なものを持ち合わせられなかったのですが、期待を裏切らない辺りも流石TrySailだと思います。もしどなたか感想があれば、是非僕に教えてください。
13.High Free Spirits
躊躇も遠慮も要らない。
会場のボルテージが一気に上がった。
イントロ聞くだけで無条件に上がる曲、それがハイスピでした。
この曲を歌っている時の三人は、最早ライブではなく「戦場に居る」かのような力強さを感じさせました。
何より一番戦意を感じた人は「夏川椎菜」その人であり、この人が全力で歌うからこそほかの二人も自分の歌声をぶつけられるのだろうと思いました。
この時の夏川さん、本当に歌が上手かったです。
代々木に居て本当に良かった。
MC
いつの間にか衣装がチェンジしていました。(ハイスピラスサビ前で脱ぎ捨てていたと記憶しています)
衣装を見せびらかしてくれるなど、サービス満点のMCでした。
そして、本人たちの口から「ここから後半戦」だと語られます。
TrySailは、まだまだ泊まらない!!!
怒涛の後半戦-岬を目指して-
14.whiz
俺、来世があったら推しの自転車になるわ。
失礼、欲望が滲み出ました。
さっきまで散々テンションを上げさせておいて、急に可愛さで絞め殺そうとしてきました。このライブ健康に悪いですね…
本当徹頭徹尾可愛いしか出て来ないんですよ、感想が。振りがいちいち可愛いし、僕も自転車に乗って漕ぎ出したいし、何だったらやっぱ僕は推しの自転車になりたいしで、本当心がウキウキ楽しくなったまま死んでもおかしくなかったです。既に頭はおかしいんですけど。
正直何度でもライブで見たい曲です。最高でした。
15.バン!バン‼バンザイ!!!
やばいえげつない程楽しい!!!
こんな楽しい曲だって知りませんでした。会場全体で振りコピができる楽しさ、この曲が一番持ってるってのは予想外でしたね…。
推したちのテンションもめちゃくちゃ上がってて、弾けんばかりの笑顔が非常に眩しかったです。そして、お手を振る姿も非常にキュートでした。特に天さんは「腕千切れんじゃねえの…?」って勢いで肩からブンブン振ってましたね。こういう所ですよ青き民が骨抜きにされる所以は…
あとハイタッチされる度に
「もも!!!天!!!椎菜!!!
俺だ!!!
俺だけを見てくれ!!!!!!!!!」
って思ってました。
日本はライブの時だけ重婚可能なよう法律を改正して欲しいです。
16.Sunsetカンフー
さて、気を取り直して…なんて時間もくれませんでした。
アニサマでもアニタイで無いに関わらず、「今のTrySailを象徴する曲」としてセトリに組み込まれたつよつよ楽曲、Sunsetカンフーの登場です。
推しと一緒にやるカンフー、最高過ぎでした。
特に、天さんの「修行ターイム!!!」は朝の目覚ましに設定し、夢の中から覚醒に至るまでずっと鍛錬に勤しみたい位癖になりました。
何を言っているのか一切分からないと思いますが、滅茶苦茶好きであることだけ伝わっていれば幸いです。
17.adrenaline!!!
オイオイオイ 死ぬわアイツ(てか会場全体)
最早記憶がありません。脳死で棒を振っていたので何も残りませんでした。バックスクリーンがわちゃわちゃ楽しいそうな雰囲気を纏って居た事、周囲のファンが狂喜乱舞していた事が唯一残っている記憶です。それだけこの曲が楽しいってことです。
本音を言うのであれば、「よいしょー!!!」の辺りは狂おしい程好きです。てか大体全部好きです。オタクなんてそんなもんだ。
ラスト前MC
「Free Turn」を予感させる壮大な音と共に、僕らへ向けて三人からメッセージが送られます。
夏川さんの「ただいまとおかえりを言える場所」というメッセージは(僕は勝手に麻倉ももさん2nd写真集を連想しましたが)「Free Turn」のテーマになぞらえて放たれたメッセージであったのだと今なら思っています。
そして、壮大な大太鼓やシンセサイザーの音は、そのままFree Turnのイントロへと繋がっていきます!
18.Free Turn
この曲があって良かった、
三人が居てくれて良かった、
そう思える曲。
最後まで推しの姿を目に焼き付けたい、そう思いながら必死に腕を振っていた記憶があります。これ以上の曲は現在のTrySailには存在しない、ラストを飾るには相応しい事ありませんでした。
例え会場で声が出せなくとも、全力で楽しむことが出来るのだと、最後を迎えた僕が骨の髄まで実感したのもここでした。
当たり前なんてものは無い世の中で、何が起こるかは誰にも分かりませんが、自分がどうなっていこうとまた「TrySail」という船に乗り込みたいと思わせてくれる曲でした。
そして、歌唱終了後、感謝の言葉を言いステージ裏へと捌けていった三人。
しかし、拍手の音は鳴りやみません。
数分後、ある映像が流れ始めます。
またここに集まろう-再出発のアンコールパート-
特別映像
映像の内容はと言うと、
なんと!2019年から2015年までのTrySailのライブ(イベント)風景の映像をダイジェストで振り返るという、途轍もなく豪華なものでした。
ライブやイベントの感動が、今ここで蘇る!!!といった感じでした。麻倉ももさんはどんどん可愛らしい女の子になり、雨宮天さんはどんどん初々しくなり、夏川椎菜さんは別人になるという(?)、ユニットの成長が感じられる映像構成となっていました。
個人的には殆ど目に出来ていなかった「Harbor×Arena」の映像が見れたことが嬉しかったです。だったら円盤化してくれよ…頼むから…
1stライブにまで映像が遡り、特別映像が終了した所で、当時のライブ開始前カウントダウンの様子が映し出されます。
10からカウントダウンが始まり、0になったところで、メンバー各々の色が天の川のせせらぎのように降り注ぎます。
アンコールパート、開始です!
EN1.Youthful Dreamer
アンコール一発目、有無を言わせない、TrySailの「始まりの歌」が披露されました。
先程の特典映像と合わせ、5年という歴史をダイレクトに感じさせてくれました。
ただし、演出面はそれだけで終わりません。
バックスクリーンには、1stライブ当時の各メンバーが映し出され、(主にソロパート時に)現在のライブ映像と対比される形で映像が展開されました!
これには過去を知らない僕も「すっげえ!!!」と喜びと驚きを抱き、同時の「成長、したんだなぁ」と感動も覚えました。
特に、ダンスが苦手であると度々本人の口から語られる雨宮天さんの成長ぶりは凄まじく、余裕のない顔で必死に踊ろうとしている5年前に比べ、客席を見据えながら柔らかな笑顔で楽しそうに踊る姿を見ていると、「そう言えば、僕の好きになった天さんの姿はこんな必死な姿だったなあ。変わったなあ、天さん」と感動せずにはいられませんでした。*1
僕が1番大好きなTrySailの曲を、最高のタイミングで聴けたことに心の底から感謝しています。
諸々の理由については下記参照。もしお時間あればお読みください。
EN2.disco/僕らのシンフォニー(日替わり曲)
日替わり曲3つ目。もちさんのAgapanthusの時もアンコール2曲目で来たから、これがトラセ関連だと一般的なのかもしれない。
まずは「disco」。
初見時、「タイトルが苦手」という滅茶苦茶な印象を受けていた曲ですが、1日目のメッセージ紹介で取り上げられたこともあり、「おっっ、これは今日聴けたら楽しみだな」と自分の中で期待をしていた曲でした。
結果。
「一進一退しつこく行こうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「」「」←パートが呑まれた二人
天さん、過去最大級のこぶしとビブラートを披露する。
天さんの歌唱力、ファンの思いについつい答えちゃうファン想いなところ、そしてやり過ぎちゃうお茶目さなど全てが詰まった瞬間でした。一端の青き民としては大満足でしたね。メッセージを送ってくれたLさん、本当にありがとうございました。
正直、この日の「disco」は天さんが印象を殆ど持って行っちゃったので、これ位にさせて頂きます。本当はもっとあった気がするんだけどね…
続いて「僕らのシンフォニー」。
MR07にて「2020 Winter Remix」が発表されたこともあり、僕の中では逆に披露されない説が有力だったんですが、普通にアンコールに入ってました。天邪鬼は結構損だわ。
ライブ当時の僕は「いい曲だよな~」くらいの感情だったんですが、ライブ後よくよく歌詞を読んでみると「ありがとう」や「楽しい」を届けてくれる曲だと知りました。「良く噛み締めながら聞けば良かった…‼!」と後悔しています。加えて振りコピも覚えておけば、って感じました。今回のライブにおいては珍しく、個人的な後悔が残った曲です。次は備える!
MC(お知らせとメッセージ)
ここでは、既出情報が改めて告知されたり、新情報が公開されたりとてんこ盛りなMCが展開されました。
そんな中で、三人が今までを振り返り「成長した」と実感していたもちさんや、5年ずっと応援してきてくれたファンに感謝を述べてくれると共に、「ここにいるお前らみんなTrySailだかんな!!!」といってくれた天さんの姿がとても印象的でした。
後(時系列が前後しますが)、あまりのこぶしの聞かせ具合から「歌舞伎でも始めるの?」と言われ、同時にポーズまで取っちゃう天さんはとってもお茶目でした。僕も歌舞伎しました。
そして最後は、一人一人からメッセージ。
要約させて頂くと、
雨宮「これからも全力で!ありがとうございました!!!」
麻倉「凄い楽しかった!また絶対笑顔で会いましょう!!!」
夏川「幸せが伝わってきた!またこの空間を用意したい!!!」
まさしく三者三様、最高のメッセージでした。
そして、このライブを締めくくる曲のタイトルがコールされます。
至高であり、そして個人的に一番聞きたかった曲のタイトルが発表されました。
EN3.この幸せが夢じゃないなら
本当に、現実で良かった。
もし現在の困難を乗り越え、再び聴ける時が来れば、嬉しいことは無い。
こう信じて疑っていませんでしたし、僕の仲間が先に言っていた記憶があります。(具体的な方は思い出せないのですが)
やっと、回収が叶いました。想いを馳せること、約1年。本当に長かったです。
ライブでの印象は、最後の曲ということで踊りについては殆ど見受けられませんでした。ですが、心底楽しそうに歌い、動く三人の姿。サビの最後で肩を組み合ったり、抱き合ったりする姿。どれもが感動的であり、「僕はこのために生きていたんだ…」と思う程、強く心を動かされました。
いつの日か、最初から最後まで踊る姿を拝みたいとも思っています。ただ、今は、最高の笑顔を見せてくれた三人に感謝しています。本当にありがとう。
ライブを経て‐僕が抱いた思い‐
ここまで、ライブについて書かせて頂きました。
毎度の事長文となってしまい恐縮です。それだけ、伝えたい想いがあったと解釈して頂ければ幸いです。
このライブを経て僕が心の底から思った事は、「雨宮天」さんが好きであり、そして「TrySail」のことが好きだという事でした。
実際、長い間(不可抗力ではありますが)お預けをくらい、そのうち「好きとは何か」「応援とは何か」と自分の現在地が分からなくなる事もありました。
ですが、「好きだから応援する」のであり、そこに明確な理由など定義付けなくても、僕は「TrySailが好き」だと再認識できたライブになりました。
そしてもう一つ、たまらなく悔しい現実も痛感させられました。
「ファン同士の繋がり」が、絶え絶えになってしまっていることです。
遡れば1年2ヶ月前、「The Clearest Sky」に参戦した時に感じた、同志への尊敬の念と、その輪を広げていきたいという思いを軸に今までファンを続けてきました。
しかし、未曽有の事態は収束までまだ時間が掛かるようで、今回も感染防止の観点から殆どの方と会うことなく二日間が終わってしまいました。
「TrySail」や「雨宮天」さんを応援する方々は本当に熱い思いを持った素敵な人たちばかりです。
だからこそ僕も、一人のファンとして、行動していこうと、色々な人と交流しと思いながら日々を生きています。
出鼻を挫かれてばかりですが、いつかまた、あの時のように、交流が持てる世の中になって欲しいなと心から思っています。
長くなりましたが、ライブを経て吸収したエネルギーを、生きる糧としてこれからもやっていきたいと思います。
初めてのTrySail、本当に最高でした。
それでは。
*1:約1年半前、MV集で見たYDを踊る天さんを見たその日からガチガチのファンです。