ケイのひとりごと。

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ちっぽけな僕が感じた一端の青き民の成長録

ご無沙汰しております。

 

しがないオタクやってます、ケイです。

 

皆さんは、自分の最推しを推し始めた頃の記憶、覚えてらっしゃいますか?

僕は割と最近ということもあり、それなりに記憶しています。

 

何の気無しに推し始めた、「雨宮天」さん。

今思えば、今の自分を作る大きなきっかけだったと感じています。

 

今回は、そんなちっぽけな僕が辿ってきた2年間を、振り返ってみたいと思います。

 

1年目 推しとの出会いと数々の衝撃

過去に述べさせて頂いた通り、雨宮さんとの出会いは散々たるものだったのですが、本格的に推し始めた共に「知り合いが欲しいな」と思いTwitterにて雨宮天さん・TrySailのファンを探し始めます。

そして率直に思いました。

「この集団、やべえな」と。

僕が世間知らずってのもありましたが、一般のオタクが信じられないセンスで御祝花出すわ、毎日のように推しへの愛を叫び続けるわ……

信じられないんですよ、迸る熱量が。

 

僕は一種の危機感を覚えつつも、「この集団の一員として頑張りたいな」と「青き民」を名乗るようになりました。

この頃はアクティブなファンを眺めつつ、「いつかライブに行けたらいいな」と考えていた、本当に「ちっぽけな僕」でした。

 

しかしチャンスはすぐにやってきます。僕にとって「企画」をやる大きなきっかけを作ったライブ、プロットポイントでした。

このライブで感じたことは、夏川さんの表現力の素晴らしさ、そして夏川さんに感化され自らも表現者であろうとする素敵なファンの姿でした。

 

そんな空間を共にできたこと、そして終演後も打ち上げを通して楽しませて貰った僕は、ライブからの帰り道、「次のライブは自分がこっち側、楽しませる方になろう」と密かに思いました。

 

時を同じくして、僕のブログを評価してくれた青き民との出会いもあり、近い距離で「企画が成熟していく過程」を眺めさせて貰いました。

また、自分の確固たる考えを納得できる言葉で伝える、麻倉ももさんが大好きなブロガーさんの記事を拝見するなど、色々な事がありました。

 

そして迎えた1月、大本命のライブThe Clearest SKY

僕が間近で見させて貰った光景は、何者にも変えがたいものでした。

 

僕が微力ながら参加させてもらった企画を通して、様々な方とお会いしたり。

ファン歴が半年程しかないぽっと出の人間の打ち上げ企画に、支えてくれる人が2人もいて、10人以上の方が参加してくれて。

そして、ライブで見た推しの姿は誰よりも格好良かった。

 

こんな現場に入れた事が本当に光栄だったし、この場にまた来たい。

願わくば、もっともっと色んな人を巻き込める、立派な人間として。

 

そう強く思っていました。

 

感想を上げれば多くの方が反応してくださり、中には最初期から雨宮さんを応援されていた青き民から労いも頂けました。

また、私自身も様々な方の感想を読ませて頂き、「この人のようなブログを書きたい」と(勝手ながら)目標にさせて頂いた方まで現れました。

この時の自分は、「推しに恥じない自分」を理想像として、突き進もうとしていたように思えます。

 

似たようなことをこちらにも記載しています。ご紹介失礼します。

The Crealest SKY に寄せて - ケイのひとりごと。

 

2年目 無力な自分と盲目な僕

 

正確にはTCS以後のお話、といった方が正確なんですが、

皆様もご存知の通り、全世界が未曾有の病疫に侵されました。

 

「現在地から更なる飛躍を!」と考えていた僕でしたが、立ち上げた企画は立ち上げる度に頓挫せざるを得なくなり、何度も出鼻を挫かれます。

自分なりに広報活動をしてみるも、実績のない僕には他の主催者さんの様には人が集まらない。

そもそも実績のある方と比べること自体烏滸がましいのですが、当時の僕は焦りとライブの中止による消失感があり、それに拍車をかけるように仕事から来る肉体的精神的疲労が蓄積していきました。

オンラインライブすら目に焼き付けられない程疲れ切った僕は、次第に「何とかしなきゃ…うまく身動きが取れない中で、自分に出来る事を……」と焦りを増大させていきます。

 

そこで過剰な自信として作用してしまったのがライブAgapanthusの感想ブログでした。

有り難い事にこの記事は多くの人に読んで頂き、個人としては嬉しい限りだったのですが、その影響で「僕はまだまだこんなもんじゃない、もっと成り上がってやる…」と生来の負けず嫌いが嫌な方向に向き始めました。

 

この行動、言ってしまえば昔から雨宮さんやTrySailを応援してきた方々へ真っ向から喧嘩を売るみっともない行為であり、見放されてもおかしくはありませんでした。

しかし、そんな中でも僕のブログを最初に評価してれた青き民が僕に苦言を呈してくれました。

 

 

「最近のケイさんからは先達は崇めるべき存在ではなく倒して越えるべき壁、みたいなバチバチしたものを感じる」

目的が誰かに勝つための応援ならやり方を間違えてると思うけど、こういう話題はかなり面倒なきな臭い話になるから、あまり他人が首を突っ込むべき話ではないんだろうな……。」

 

苦言を呈された瞬間は言葉を受け入れられませんでしたが、一度冷静になり考えたところで、自分の間違いに気付きました。

 

TCSの時、自分が感じたのはファン同士が作り上げた光景の素晴らしさだったのでは?

僕がやりたいのは独りよがりに成り上がる事ではなく、ファン同士を繋ぎながら、一緒に楽しんで行く事では?

あの日、先輩方が労ってくれたのは、そういう僕の姿勢だったんじゃないか?

 

現場もなく闇雲になった僕にとって、過去の姿勢に立ち返る事は、「だからといって結果には繋がらないのでは」という歯痒さも感じました。

けれども、このままではいけない。

もっと直向きにならければと、この時感じさせて貰いました。

 

そして、ここから数日経ち、僕にとっての転換点が訪れます。Double The Capeです。

このライブ、僕にとっては正真正銘初めてのTrySail単独初参加のライブでした。

そこで見たものは、「コロナ禍においても全力でライブをしてくれる3人の姿」、そして「一緒に楽しんでいるファンの姿」でした。

 

僕が焦らなくても、最高の景色はそこにある。

そして、僕自身もその景色を生で拝められるファンの1人なんだ。

 

そう思える様になりました。

感想ブログを投稿し終えた頃には、自然と強張っていたものもなくなり、自分が評価される・されないに関しても以前より過敏に反応はしなくなりました。

ある方には自然体なところがいいですね、なんて言って頂けたりもしました。

この頃にはもう、「ちっぽけ」から「等身大」の僕になれていたんじゃないか、なんて思っています。

 

3年目を間近に控えて、僕が感じたこと

そして、再び僕が大きなきっかけを貰ったライブが「Pre-2nd」でした。

久々の現場という事で非常に緊張したのですが、そこにあったのは夏川さんと労働組合の皆さんを含めた「ヒヨコ群」という特別な絆で繋がった集団の一体感、そして一人一人の熱さと温かさでした。

 

よく分からん青き民の僕にも気さくに接してくれるし、(順番前後するけど)ClutureZのターミネーターネタでめっちゃ笑ってくれるし、本当に夏川さんの事が大好きだし!!!

本当に素晴らしい方々ばかりでしたし、この現場を経て僕は「ライブっていいな」ともの凄く元気を貰う事が出来ました。

 

更に、現在の僕に繋がる出来事がもう2つ。

1つ目が、企画に関して背中を押してもらった事。

素晴らしい企画を何個も立案し続ける精力的な青き民であり、ずっと僕のことを見守って来てくれて、時には苦言も呈してくれた方から

「いつか企画が成功してほしいと思ってる」

という言葉をかけて貰えました。

当時は「もう企画とは距離を置こうかな」と思っていたのですが、この一言から「この方に応援して貰えてるのだから、一矢報いたいな」と何となく思えるようになりました。

 

2つ目が、またまたヒヨコ群。

詳細に言いますと、「夏川CZへの、夏川椎菜さん誕生日御祝花企画」ですね。

数多くのヒヨコ群が参加され、黄色い花が大きく咲き誇った御祝花をCultureZ公式アカウントにて目にした時、

「最高の企画だなあ、本当におめでとうございます!」

と思ったと同時に、心の奥底で

「このご時世でも何か出来ることはあるぞ」

と考え始める自分がいました。

結果、構想を固める事が出来、(後述しますが)現在の企画に至った訳です。

 

本当に色んな方に影響を受けっぱなしですし、そのお陰で自分が再び企画をやる人間として居れる事が本当に有り難い限りです。

 

そして昨日、私が時には迷走しながらもやってきた事が、1つ芽を結んだ事がありました。

今まで尊敬して来た方々との交流でした。

Agapanthusのライブ後、私との意見交換を快諾してくれた方から「今度はこちらの番」としてお招きして貰ったツイキャス

そこには主催者さんの意図や人柄、人望が前提としてありつつも、「メモ」という一風変わった切り口に惹かれて多数の方々が来てくださいました。

 

そこではメモについてのメリット・デメリット、こだわり、悩みなどをお話させて貰ったのですが、

まず僕個人としてそこで「自分の考えている事」がしっかり伝えられました。

恐らく、2年前の僕には絶対出来なかった事で、半年前の僕では去勢を張ってしまいまともに話せなかった事だろうと思います。

幾つものライブを経て、まさしく「等身大」になれたであろう僕だからこそ出来た事なのかもしれません。

 

そして、主催者さん含め、僕が尊敬して止まない数々の歴戦のファンの方々と意見交換をする事が出来ました。

これも、過去も自分なら素直に咀嚼出来なかった事だと思います。

「温故知新」とは言いますが、昔から今にかけての皆さんの実績も、一緒に前線を走ってくれる新しい仲間の考えも全部引っくるめて学んでいきたいと思えるからこそ、沢山の事を知る事が出来たと思っています。

 

気付いたら、僕は尊敬していた方に感謝を伝える事ができて、見守って来てくれた心強い仲間に支えられ一緒に同じ方向を向いてくれる人達に囲まれこの世界へ飛び込むきっかけを作ってくれた方と同じ企画を作り上げる事が出来るようになっていました。

 

皆さんがいてくれたからこその変化であり、自分が偉くなったとかそんなことは決してありませんが、我ながら大きく変わる事が出来たな、

一種の「成長」だなと感じています。

 

最後に

ここまでお読み頂きありがとうございました。

初めは何も分からず何となくから入った「雨宮天」さんでしたが、今では僕にとってかけがえの無いものになりました。

 

そして、周り道を繰り返しながらもファンをし続ける僕と一緒に、同じ声優さんのファンとして仲良くしてくれる仲間の存在が、何よりも励みになっています。

 

これからは、少しずつですが皆さんに恩返しをさせて下さい。

 

僕らが尊敬して止まない「青き民」を魅了する雨宮天さんへ、感謝を贈るという形で。

現在進行中の企画、また支えられてしまうようで恐縮ですが、お力を貸して頂けると嬉しいです。

(リンクを貼らせて頂きます。大変恐縮ですが、よろしくお願いします)

LAWSON presents 第三回 雨宮天 音楽で彩るリサイタル 御祝花企画 - TwiPla

 

何かを成し遂げようと躍起になるのではなく、「等身大の青き民」として、これからも推しを応援していきたいと思います。

今後も、よろしくしてくれると嬉しいな。

 

それでは。