ケイのひとりごと。

ライブレポや雑記など。

Tomori Kusunoki Story Live 「LOOM-ROOM #725 -ignore-」に寄せて

こんにちは。

しがないオタクやってます、ケイです。

 

今回は、

Tomori Kusunoki Story Live

「LOOM-ROOM #725 -ignore-」

 

について、僕が感じた事をいくつか書かせて頂こうと思います。

久し振りのTrySail以外のブログ、俄かに緊張すら感じますがお手柔らかにお願いします!

 

 

 

Introduction-Story Liveとは?-

以前(DDオタク的推し声優の話 - ケイのひとりごと。)ブログにも書きましたが、密かに応援しておりました楠木ともりさん。

7/24にオンラインライブが開催されるとの事で、彼女のアーティスト像をまだ掴みきれてない僕としてはうってつけと考え拝聴させて頂きました。

 

ではタイトルにも書きましたStory Liveとは何か。

(恥ずかしながら)視聴するまで何も考えてなかったのですが、

ライブが始まるなり、#725と書かれた部屋に楠木さんが入室し、椅子に座って歌詞の朗読を始めました。

 

ストーリーって読むことか。

 

読むの!?!?!?

 

これにはびっくりしたというか、正直な話「ライブもっとみたいな」というか…複雑な気持ちがありました。

ただ良いところももちろん感じていて、初見の段階で「歌詞だけ聴いて曲当て出来るな〜」なんて思ってました。

 

一曲分歌詞が読み終えると歌唱パート。

1曲目は「アカトキ」であり、ポジティブな歌詞、明るめの曲調と楠木さんの曲には少ないタイプの楽曲から開始。

個人的には嬉しかったのですが、「ここからどう物語が展開するんだ?」という考えが頭の中にはありました。

 

 

Story Liveの本領-『眺めの空』から見えた情景-

2曲目、『sketchbook』は楠木さんの色が出た落ち着いた曲で、「楠木さんらしいな」と思ったのですが、3曲目『眺めの空』で状況は一変。

今までに比べより詩の読み方が強くなります。

特に、何度も出てくる「お前のせい」ラスサビ前の「僕の夏を君は捕る だから」は憎しさという気持ちがとても乗った読み方をしていました。

そして歌唱パートでは本日初めてのアレンジ付き。実際よりゆっくり、かつギターの音のみに乗せて1番を歌います。

2番では原曲通りの楽器と共に歌唱。ここで、先程と違って楠木さん本来の力強い歌声が戻ってきます。

これを聴いた僕の感想はただ一つ。

 

してやられたなと。

 

まず、この緩急を上手く使いこなしライブの演出に昇華してきた事に驚かされたのですが、

楠木ともりさん、全曲自分で作詞してるんですよね……

 

楠木さんが世界で一番詩の事を理解しているのだし、朗読ではいくらでも自分で変幻自在に世界を表現できるんですよね……

 

この人が詩を読む」って事だけで物語が展開出来んだわ……

マジでやられました。

本当に声優の底力は舐めちゃあいけない。

 

アーティスト『楠木ともり』の世界観

そこからはもう引き込まれっぱなしで、生バンの音圧や証明の効果もあり「すげえ…」という感じでした。

 

4曲目『Forced Shutdown』は最新EPの表題曲で、僕の中では一番期待値が高かったのですが、圧倒されてる僕はうだうだ理屈をこねてる余裕もなく撃沈。

正気じゃ無いよこの人僕より歳下なのに……

 

5曲目『僕の見る世界、君の見る世界』は爽快感のある曲で、Aメロ前の「トゥットゥー」を歌ってくれたのが非常に嬉しかったです。理由ないけどご褒美な気がした。

今回のライブにおいてはこの曲が一番楠木さんの低音が映えてた気がします。普通に喋るとそこまで声が低い方では無いんですけど、歌う時には格好いいに補正がかかっていい声になるんですよね。彼女のこういう所が僕は好きです。

 

余談ですが、楠木さんの『格好いい』歌声は個人的に「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」に出てくるキャラクター、優木せつ菜ちゃんの曲で色濃く出てると思ってます。

よろしければ是非。

 

(当時)現役高校生だったにも関わらずとんでもねえ歌唱力を見せつけてきた曲

CHASE!

CHASE!

 

オタクから評判のいいアニメで爆発した曲

DIVE!

DIVE!

 

閑話休題

 

6曲目『バニラ』では詩を読む事なく本棚に戻すシーンが映り、そのままライブシーンへ。

この曲、「今までお世話になった人やファンへの思いを綴った曲」でして、ちょっと特別な立ち位置の曲。

「声がバニラに溶ける」なんて素敵な表現しますよね。ストレートにぶつけてこないあたり、アーティストだなこの人は…と思ってます。

 

とりあえず僕が何言ってもアレなのでこれ見てくれ。楠木ともり「バニラ」Music Video -Short ver.- - YouTube

 

バニラ等について言及してるのはこちら

作詞・作曲を手がけた全4曲で見つめ直した自分自身の感情、思考――。楠木ともり、2nd EP「Forced Shutdown」リリースインタビュー – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

 

 

アーティスト「楠木ともり」から感じた事

さてライブを経て僕が感じた事。

 

この人は「アーティスト」であるという事。

世間一般的に言われる「声優アーティスト」じゃなくって、自分で自分の世界を創り上げる「アーティスト」なんだなと。

「声優アーティスト」という表現を避けた事に僕自身差別的意識とかがある訳ではなくて、

自分で自分のプロデュースを行い、「声優」という強みも生かしながら世界を外へと表していく。

さながら創作者のような、一貫したアーティスト像が彼女にはあるな、という事を知れました。

それは僕が最初に見て衝撃を受けた「ハミダシモノ」、その後ハマった「ロマンロン」、2ndEP「Forced Shutdown」から感じていた事ではあるんだけれど、

音だけでなく、曲が連なることで構成される「ソロライブ」という場において強く認識した次第です。

 

ただ、惜しかったのが朗読が入ったのもあり「たった6曲」で終わったんですよねこのライブ……楠木ともりさん、まだまだ見せつけられる曲は沢山あるのに……

 

ただここは残念だ!なんて捉えずに、いつかやってくるであろう会場でのライブに期待を馳せ、自分の感情を落とし込んでおきたいと思います。

 

今回、楠木さんの世界に触れられて良かったです。

またいつか、覗かせてください。

 

 

それでは。

 

 

ps:もし楠木さんの世界に興味を持った方がいれば、このサイトにも入ってみて下さい。

入り方は…お任せします

楠木ともり correlatlas.com